平成15年12月18日(木)10時から15時の約4時間、当協会の年度計画に基づき日米安保等に関する広報活動の一環として、帝京大学学生の横田基地訪問・研修の支援を実施した。参加者は帝京大学から志方教授及び大学生28名、 当協会(JAAGA)から岡本、越智及び蜂谷常務理事の合計32名であった。当日午前9時40分福生駅に集合。米軍バスにより在日米軍司令部に移動し、午前中は在日米軍副司令官のラーセン海兵隊准将を表敬、同准将による在日米軍に関するコマンド・ブリーフィング並びに昼食会が実視された。和気あいあいの雰囲気の中、学生達は自己の専門分野に関係した国際情勢に関する質問を積極的に実施した。それらの質問に対し日本の防衛研究所に入校経験を持つ日本通の同准将は、質問の主旨・意図を良く理解した上で的確に応答された。午後からは横田基地に関するコマンド・ブリーフィング、車に乗っての横田基地の主要施設の研修並びに米軍放送 (AFN:Armed Forces Network)の研修を実施した。学生達にとって米軍基地の見学はほとんどが未経験とのことであり、その充実した軍関係施設、住居を含めた生活施設、また滑走路を含めた広大な敷地等に大変な興味を示すと共に、その必要性について理解を十分に深めたようであった。また AFN施設の研修は学生の同放送に対する興味を大いに喚起した。学生達は初めて見聞きする米軍の組織・任務等に関して十分な理解はできたと言えないものの、本訪問に対応された同副司令官を始めとする米軍側の万全の準備及び真摯な対応により、在日米軍並びに横田基地に関する理解は格段に向上したものと思われる。自衛隊のイラク派遣直前で、また志方教授にとっても大変お忙しい中での研修でした。研修間を通じ同教授の学生への適宜の機会教育の実施に深い感銘を覚えた。研修所感の一部を添付します。 (蜂谷理事記)

 

帝京大生の横田基地研修を支援