富士通株式会社
                         特機プロダクト事業部長 前川 通

 今回の研修においては、格段のご支援、ご配慮 を頂いた航空自衛隊の関係者の皆様と、米空軍第18航空団との日程、宿舎等の交渉を出発前日まで交渉して頂いたJAAGAの皆様に深く感謝致します。航空自衛隊那覇基地および米軍嘉手納基地においてそれぞれの指揮官によるブリーフィングを受ける貴重な機会を頂いた。北方の脅威から南西方面への脅威への変換、中国軍艦による油田海域への出動の常態化などに対する国民の関心度の深化の必要性を痛感し、さらに、嘉手納基地では、第18航空団は、極東に止まらず太平洋‐インド洋までの地域を包含した広範なエリアの安全保障を維持する重要な任務を帯びており、特に日本をパートナーとして捉えているとの副司令官の言葉の重みを感じ、日米安全保障の重要性について再認識したのは、筆者だけではないであろう。 

 嘉手納基地内の移動中のバスの中から、駐機中のF-22を窓越しではありましたが観察することができ、その雄姿に感激した。昼食時には飛行隊長のトリバー中佐と懇談でき、搭乗までの訓練状況やフライトの感覚等貴重な生の意見を聞くことができた。その他、数十機駐機している F-15は圧巻と言う他なく、KC-135空中給油機には後部にある給油ブーム操作席まで案内して頂くなど非常に貴重な体験をさせて頂いた。

 今回の参加者は、法人と個人会員による 29名と、大変お世話になったJAAGA5名の総勢34名であった。1日目の早朝の集合から、2日目18時の予定通りの入間到着まで、振り返れば非常に密度も濃く、会員相互の親睦も深まった有意義な研修であった。   以上

小林氏の所見

那覇基地及び嘉手納基地研修の所感