三井物産エアロスペース株式会社
                          エンジン部 エンジンチーム
                             小林 孝

 3月1日及び2日の二日間にわたり「JAAGA 嘉手納基地等研修」として、航空自衛隊那覇基地 (南西航空混成団) 及び在日米軍嘉手納基地 (第18戦闘航空団) を訪問、見学させて頂きました。

 今回の研修では航空自衛隊・在日米軍の高官の方々及び業界他社等の方々と交流を深めることが出来、また実機等を直に見学することで研鑚を深めることが出来たという点で大変有意義なものでございました。

 研修は自衛隊機のC-1輸送機に搭乗し、那覇基地に向かうことから始まり、那覇基地では団司令を始め高官の方から那覇基地の概況をご説明頂きました。那覇から日本最西端の与那国島までの距離は、東京から徳島の距離と同等であるというご説明により、沖縄周辺の地域は非常に広域で複雑な地域であることに初めて気付きました。また、第83航空隊の方々からはアラート体制についてご説明頂き、実際にF-4EJ改の デモスクランブル発進の演習を見学させて頂きました。

 一方、嘉手納基地では、基地の方々との夕食懇親会、翌朝の朝食懇親会に続き、団副司令より嘉手納基地の概況をご説明頂きました。この説明の中の、嘉手納基地は極東最大の空軍基地であり、総面積は横田基地と三沢基地を足したものの2倍以上あるということからも、沖縄という場所の重要性を認識致しました。バスの中からではありましたがF-22を遠望することが出来ました。 F-15及びKC-135の見学では、機体の各部分の説明を丁寧にして頂き、航空機の性能や運用に関し理解を深めることが出来ました。また、昼食懇親会では F-22のパイロットの方と面談する機会があり感激しました。

 本研修においては、米軍基地の中で一晩過ごし、基地で暮らす方々から色々なお話を伺ったことで、在日米軍の方々の生活の様子を知ることが出来たことも自分にとっては大きな収穫であったと感じております。

 最後に、このような貴重な機会を設けて頂き、また研修中にご尽力頂いたJAAGAの皆様と、各基地等でご配慮頂いた関係者の皆様方に心より感謝し、厚く御礼申し上げます。
 以上

                            

那覇基地 / 嘉手納基地研修の所感