JAAGA10周年、本当におめでとうございます。 10年前、ここに石塚・石川の両先輩おられますけれども、本当にこの組織が発足して大変良かったなと思っています。10年前このように国際情勢が流れるとは誰も思っていなかったと、その中で本当に正しい道を選択したんだなというふうに思います。

 当時の在日米軍司令官マイヤーズさんですが、皆さんは彼が非常に高邁な軍人であろうと思っておられますが、本当にそうなんです。二つほどエピソードを申し上げます。私の記憶に間違いがなければ、彼は鉄のカーテンが開いて最初に旧ソ連の SU-27型機に搭乗した米軍のパイロットではなかったかと思います。正しいんです。その時に私は見てましたんですが、 Mig-25型機を我々も見ましたけれども、中に書いてあるスイッチの名前自身がロシア語で分らない。おまえはロシア語が出来るのかと聞いたら、OK とニエットだけで乗ってきた、それも前席に乗ってきたって言うんですから、かなりの茶目っ気があるんでございまして、パイロットとしては超一流のパイロットです。それからライトさんが居られますが、在日米軍司令官は中将ですが、自分の犬に大将と名づけ、毎日家に帰り大将と呼び付けにするというような楽しい面も持っておられます。マイヤーズさんの奥様はジャパニーズ・クラシック・帯のコレクタでございまして、ワシントンの統合参謀本部議長の官舎のインテリア・デザインは全部ジャパニーズ・クラシック・帯でございます。そういうふうなご夫妻でありまして、本当に我々は彼が統参議長でいたことにより、大変なメリットがあったんだろうと思います。

 10年前と言えば色々ありましたけれども、今日の彼の講演の中にもありましたけど、不幸な事件もありましたし、その時の在日米軍副司令官としていたのが現統等議長のペースであります。マイヤーズさんとピーター・ペースの窮地に陥った時の動じない行動を、私は当時、凄いと思っていました。で果たして二人とも世界の軍人のトップに相次いでなられました。 我々米軍を支える立場から見ても大変うれしいことであると思っております。その後、在日米軍司令官には、へスターさんとか、ライトさんとか、将来有望な方々が続々と来ておられます。是非、こうした組織を通じて支援の輪を広げていきたいと思います。 それでは10周年を祈念しまして乾杯したいと思います。

                       
乾杯!

                        

祝賀会での杉山新生つばさ会長の乾杯音頭