額賀長官がどうしても公務が続いておりますので、誠に恐縮でございますが、副長官を拝命しております私から、防衛庁を代表して心からお祝いの挨拶を申し上げたいと思います。先ずは、日米エアフォース友好協会の１０周年という節目を迎えましたことを、皆様と共に心からお祝いを申し上げたいと思います。 また、それに花を添える形でマイヤーズさんや、あるいは、このあとお見えになると聞いておりますが歴代防衛庁長官経験者の先生方、沢山のご来賓の皆様方の出席で、１０周年を迎えたことを心から重ねてお祝い申し上げたいと思います。

　私は以前、政務官も経験させて頂き、その際、竹河内会長さんには、当時統幕議長として公私共にお支え頂いたことをこの機会に感謝申し上げたいと思います。 また、本日、在日米軍のライト司令官ご夫妻もご出席でございますが、ライトさんご夫妻は私の家に一度遊びに来ておいで下さいましたことがありまして、親しくご指導頂いたことをこの場を借りてこれまた感謝申し上げたいと思います。

　皆さんご承知のとおり、ここ最近も色んな動きが、日本を取り巻く情況、あるいは防衛庁、航空自衛隊、日米関係の中で色んな動きが続いているわけであります。昨年来、在日米軍再編の色んな努力をしてまいりましたが、５月に一つの大きなものを日米双方の努力で形を作ることができました。もちろん詳細はこれから私ども努力をしていかなければなりませんし、またその動きの中で、航空自衛隊もまた、トランスフォーメーションの見直し等々もしているところにありまして、空幕長をはじめ、今、現役として頑張っている皆様にも一層、また皆さんと共に活躍を期待したいと思っております。また、航空自衛隊においてはイラクにおいて今現在も、国際社会、本当にもうイラクの皆さんからも感謝される形で頑張っている姿を改めて私の方から皆さんにご報告をさせて頂きたいと思います。更に、防衛庁・自衛隊においては、今年の春、統合運用という形がスタートしておりまして、これまた、時代の要請、そして日本周辺の安全保障のために出していくべき大きなスタートをしたところでもあります。加えて、先般来ニュースになっているとおり、北朝鮮によるあのミサイルの発射ということで、私ごとで言いますと、私、防衛庁副長官でありますが、一国会議員の立場からいきますとすでに５０日、自分の地元選挙区に帰っていくことができないでいる状況が続いています。私の家は、農家でありまして、若干畑をやっているんですが、５０日帰らないと草がぼうぼうで、ちょっと心配している点もあるんですが、しかし、額賀長官が最も苦労されていますし、また、防衛庁、自衛隊のたくさんの隊員、そういった苦労も現在進行形で続いているわけであります。

　こういった中で私達は、日本の安全保障、そしてこの地域の安全のために、日米がこれからも連携を密にして行かなければなりませんし、額賀長官の言葉を借りますと、日米同盟は一層新たなこの大きな信頼の中で果たすべき役割を果たしていかなければならないというふうに思っているところであります。そういう中で、当協会が１０周年を迎えたということは、これは私なりに私ども防衛庁、特に航空自衛隊とアメリカの皆さんとの橋渡し、掛け橋の役割として、是非引き続き、日米ともども支えて頂ければ大変有難いというふうに思っております。

　また、在日米軍再編の動きの中で、私の地元において米軍のX バンド・レーダを配置するということで、先般、暫定運用に漕ぎ着けることができました。この間、ライト司令官をはじめ米軍の皆さんからも大きなお支え、ご協力を頂いて、そのスタートをさせて頂いたところであります。これは一つの例でありますが、私の選挙区、地元の動きでありますが、そんなことは日本の各地各地でこれからもあり得ることだと思いますので、その日米間の信頼を構築するその礎にまた、当協会が私共を支えて頂ければ大変有難いと思います。額賀長官のもとで副長官をやっていますが、私は家に帰りますと女房が長官で、家に帰っても副長官ということになっておりまして、今日は奥様方もおられますが、どうか奥様方、ご家族をお幸せにされながら、皆様方それぞれの立場でご家族そろってご健勝であり、そのことによって、それぞれのポジションで、一層、任務、仕事において、ご活躍されますことを心からご祈念しつつ、皆さんと共に当協会の益々のご発展をご祈念してご挨拶とさせていただきます。おめでとうございました。