皆さん今日は、マイヤーズ大将を紹介します。 皆さんにとって大変馴染みの深い、また懐かしい方で、JAAGAにとりましても大変関係の深い方でもあります。丁度10 年前、このJAAGAが発足する直前まで横田基地で在日米軍司令官として勤務しておられまして、助言とご協力を頂いております。現在もJAAGAの名誉会員となって頂いております。本日は大変お忙しいスケジュールの中から、JAAGA のこの講演のためにおいで頂きまして、本当に有難いことだと思っております。
 大将のご経歴は皆さん十分ご承知とは思いますけれども、簡単に紹介させて頂きます。 マイヤーズ大将は、2001年、ちょうど9.11同時多発テロがあった月の翌月、 10月1日に第15代の米軍統合参謀本部議長に就任されました。その後、アフガン戦争、イラク戦争と続いたわけでございますが、要職にありまして大統領、国防長官、国家安全保障会議等に対しまして、直接的な最高の軍事アドバイザとして、大きな責任を果たしてこられました。 4年間要職を全うされまして、昨年の 9月30日に統参議長の職を終えられたわけでございます。マイヤーズ大将は、実は日本との関わりも沢山ありまして、若い頃は戦闘機操縦者として嘉手納或いは横田で勤務されておりますし、先程申し上げましたように1993年から96年にかけましては、在日米空軍司令官兼ねて第5空軍司令官を勤めておられます。この職を終って1年後には、またこちらに帰って来られまして、太平洋空軍司令官として1年間の勤務をされております。 太平洋、日本地域の事情について大変詳しい方で、そういう方が米国の統合参謀本部議長として活躍されたことは、我々にとっても嬉しく、大変誇りに思うところであります。
 本日は、ここに在りますような「暴力的過激主義の脅威」ということでお話を頂くわけですが、丁度マイヤーズ大将が4年間の統参議長を勤めておられるときは、米軍のトランスフォーメーション、テロとの戦い、大量破壊兵器拡散の防止等を含めまして米国の軍事戦略が大きく変更する時期にあったわけでございまして、大将のご経歴・ご経験・ご見識から大変面白い話が聞けるのではないかと期待しているところでございます。 ではマイヤーズ大将よろしくお願いします。


                        

記念講演での講師紹介