7月19日(木)、横田基地内格納庫において、横田基地司令兼第374空輸航空団司令官スコット P. グッドウィン大佐から、後任のジョン F. ニューウェル大佐への指揮官交代式が、第374空輸航空団の約200名の兵員を前に、米側約100名、日本人約110名招待者及び家族の見守る中で厳粛に執り行われた。日米両国旗の登場、両国国歌吹奏の後、先ず式を主催するライト第5空軍司令官が、離任するグッドウィン大佐に対し、在職中の功績を讃えると共に勲章を授与した。次にニューウェル大佐を紹介した後、指揮官旗を手渡し指揮権が移譲された。
 2年間の勤務を終えたグッドウィン大佐は「2年間、美しい日本で、素晴らしい部下や周囲の皆さんと一緒に勤務できたことに感謝すると共に、第374空輸航空団の任務を全うして、太平洋地域の安定に貢献できたことに満足しています。基地司令として横田友好協会を3つから4つに増やせたこと、夏の友好祭には132,000人もの日本人が基地に来てくれたことなどを総括し、「成功は一日にして成らず」、部下全員の地道な努力によりこれが成し遂げられたのです。いつか又この日本で勤務できることを切に希望します。」と、離任の挨拶をされましたが万感胸に余るものが込み上げ感涙されました。この時招待者が自然な形でスタンデング・オベーションで応えられたことがとても印象に残りました。
 新基地司令のニューウェル大佐は「伝統ある第374空輸航空団司令官に着任できたことを光栄に思う、日々の努力を怠らず、何時でもどこにでも出動できるように部隊練成したい、兵士一人一人が米国の代表であるとの自覚を持って勤務してゆこう、皆と一丸となって任務の完遂に当たりたい。」と抱負を述べられた。又、家族は妻と小さな子供二人(3歳のジャック、1歳のエリス)の4人である事も紹介してくれた。
 式典後は、将校クラブにおいて招待者を交えた和やかな歓迎レセプションが行われた。なおグッドウィン大佐の新補職は、ワシントンDCの米国防総省、統合参謀本部戦略計画・政策部世界対テロ戦争戦闘部門副部長補佐(J5)です。当協会からは中司副会長、越智理事、榎、阪東、常務理事、石川会員の5名が出席した。(榎理事記)

追記:ニューエル司令官は2002年2月9日から2年間ワシントンDCホワイトハウス米大統領付き空軍副官という補職を経歴しています。42歳


 

第374空輸航空団司令兼横田基地司令交代
ジョン F.ニューウェル大佐着任