6月1日(水)横田基地司令シスラー大佐の後任に、米国アーカンソー州のリトルロック基地からスコット P.グッドウイン大佐が着任した。当日午前、着任行事の指揮官交代式が第5空軍司令官ライト中将統裁の下に、基地格納庫に於いて第374空輸航空団の兵員を前に、多くの招待者及び家族の見守る中、厳粛に執り行われた。当協会から越智、榎、坂東、松井各常務理事が列席した。交代式は軍楽隊の演奏をバックに3人の司令官が登壇、日米両国旗・軍旗の登場、両国国歌の吹奏の後、ライト司令官から離任するシスラー大佐の功労に対し勲章を授与した。その後、新着任のグッドウイン大佐を紹介し、指揮官旗を手交して指揮権の継承を行なった。スピーチ台に立ったシスラー大佐は、着任以来2年に亘る横田基地勤務の思い出を語り、また「可能ならば何時の日かこの素晴らしい日本の地に於いて指揮官として帰ってきたい」と述べ、離任の挨拶とされた。続いて登壇した新基地司令のグッドウイン大佐は「最も栄光と歴史に富んだ第 374輸送航空団の指揮官として着任できた事を光栄に思う」と力強く抱負をのべた。式典後は、将校クラブにおいて歓迎レセプションが行なわれ、基地主要将校と多くの招待者との和やかな交歓の場となった。 なおシスラー前基地司令は、統参本部J−5に栄転となり4度目のペンタゴン勤務となった。 (越智理事記)

 

第374空輸航空団司令兼横田基地司令
スコット P.グッドウィン大佐着任