平成20年2月4日夕、JAAGA主催の「第5空軍司令官(兼在日米軍司令官)ライト空軍中将の歓送会」がグランドヒル市ヶ谷で開催された。ライト司令官ご夫妻、竹河内会長ご夫妻をはじめとしてJAAGA会員、空自現役等の約130名が参加した。

 最初に、主催者の竹河内会長から「本日は、ライト司令官の歓送会を計画しましたところ、永田総隊司令官を始め現役の方々、そして多数のJAAGA会員にご参加頂き、誠に有難うございます。発起人を代表して一言ご挨拶を申し上げます。ご案内のように、ライト司令官は、今月25日に在日米軍司令官兼ねて5空軍司令官の職を離れ、4月に米空軍から退役されると伺っております。ライト司令官は、3年前に着任された際、故郷に帰って来たような思いですと述べられた。着任前に3回、日本で勤務されており懐かしく感じられただけでなく、その間に多くの日本人の友人を得て、日本への親近感・愛着を持つことになられたからだと思う。また、日米共同体制を強化し、日本と米国との間の絆を強化するために働きたいと述べられたことを明確に覚えています。その言葉どおり、この3年間、本当に多くの仕事をなされたと思います。そして、JAAGAの活動に対して大変な理解をもって色々な支援・協力を頂いたことを思い出します。皆様ご承知のとおり、『航空自衛隊と米空軍との相互理解及び友好親善の増進に寄与する事業を推進し、日米両国の信頼関係の向上に貢献する』というJAAGAの目的を十分に達成することができたと感謝しています。また、司令官を支えられたのがケリー夫人であり、パーティ等において参加した会員や会員夫人に明るく優雅に接して頂き有難うございました。良い思い出として何時までも残ることと思います。最後に、退役後のライトご夫妻の益々のご健勝とご多幸をお祈りし、改めてライト司令官の活動に対し感謝と敬意の念を表したいと思います。」と挨拶された。

 主賓のライト司令官から「本日は、このような素晴らしい会を催して頂き、またこの様な場に立っていることを何とも形容し難い嬉しい気持ちであります。大変素晴らしい卓越したリーダの皆様方とこのような時間を過ごすことができ、大変光栄に思います。皆様方は私にとって人生における偉大な先生でありました。少しでも良い外国人・人間に成長できたのではないかと思っています。同時に、皆様と一緒に過ごした大変楽しいことも沢山ありました。そして、JAAGAの設立目的である日米の友好・友情を強めていくということにおいて、私に沢山のことを教えて頂きました。また、JAAGAの活動から世界中で最も重要であるこの日米同盟の関係の基礎が個人的な友情に基づいていることを教わりました。皆様にお約束をしますが、私は生きている限り日米間の友情をより良くするために今後も継続して取り組んで参りたいと思っています。そして、私達が日米で共に様々なことに取り組み、共に様々なことを達成してきました。司令官として、皆様方の支援・友情・指導があったからこそだと思っています。私達はもうすぐ離日することになります。皆様のことはケリーと私の心の中にずっと住み続けますし、忘れることはありません。本日は、心から感謝申し上げます。日本と言う国から頂いた大きな贈り物、航空自衛隊という大変素晴らしい組織、航空自衛隊と米空軍が偉大な日本とアメリカの旗を守っていくという大きな仕事に一緒に取り組むことができ、本当に光栄に思っています。」と、挨拶をされた。ここでサプライズであったが、ライト司令官から乾杯の音頭をとりたいとの提案があり、自ら乾杯の音頭が発せられた。

 続いて、会長から「JAAGAは以前から第5空軍司令官を経験された方を名誉会員としてお迎えしています。ライト中将は、8人目の名誉会員となられます。米国に帰られてもJAAGAのことを温かく見守って頂きたいと思います。」との言葉を添え名誉会員の証としての記念の楯が贈られた。また、歓送会参加の皆様からの記念品もライト司令官ご夫妻に贈呈された。

 参加を頂いた多数の現役を代表して永田航空総隊司令官が感謝の言葉を述べ、力強い乾杯の音頭により本格的な宴が始まった。ライト司令官ご夫妻を中心とした歓談の輪が広がり、時間の過ぎるのを忘れるぐらいの盛会な宴となった。最後に、ライト司令官の古くからの友人である山口副会長から思い出に残る司令官の幾多の功績を紹介されての送別の言葉があり、納杯となった。、ライト司令官ご夫妻は盛大な拍手で見送られ、会場を後にした。  (源理事)


                                   
 

在日米軍司令官ライト中将送別会 (2008・2・4)