8月2日、横田基地将校クラブにおいて在日米軍司令官ライト中将夫妻をはじめ副司令官、在日米軍及び自衛隊広報関係者、民間諸団体からの関係者約100名の参列のもと、在日米軍広報部長ビクター L.ウォーゼンスキー大佐の退役式が挙行された。 ウォーゼンスキー部長は1980年任官し、その後約25年間にわたり勤務に精励されたが、その間米国内はもとより世界各地の部隊・司令部において広報任務一筋に活躍され、広報担当国防次官補軍事補佐官の大任を追えた後、2003年8月に在日米軍広報部長として横田着任、3年間にわたり日米の相互理解の向上に大きな役割を果たされた。 JAAGAの主要事業である「日米安保に関する広報活動」において、帝京大学学生が横田基地研修を実施した際に多大な支援、便宜を供与していただくとともに、帝京大学においての講演を自ら実施するといったように、 JAAGAの活動を積極的かつ強力に支援、その活動に多大な貢献をされた。 退役式は米軍音楽隊の演奏の下、日米国旗の入場、国家演奏に続き、ライト司令官がウォーゼンスキー大佐の軍に対する貢献を紹介するとともに同大佐への感謝の意をユーモアを交えてスピーチし、その後、同司令官からのディフェンス・スペリア・サービス勲章の授与(受賞理由:ウォーゼンスキー大佐の広報部長としての日米安保の強化及び自衛隊の統合強化に対する貢献、更にはインドネシア津波災害時における活躍等のよる)、退役証書の授与に引き続き、終わりにウォーゼンスキー大佐からの退役に当たってのあいさつ、参加者による米空軍歌の合唱を持って終了した。  退役式の後、参加者全員が参加しての送別パーティーが実施されたが、参加者は和気あいあいの中、部長との別れを惜しんだ。 本セレモニーには部長の御家族が世界各地から駆けつけ、部長の晴れ姿を見守る等、厳粛な中にも和やかな雰囲気 のセレモニーであった。
 (蜂谷理事記)

 

在日米軍広報部長ウォーゼンスキー大佐退役