3月28日(土)、SPORTEX’14Bが米軍多摩ヒルズ・ゴルフ・コースにおいて開催された。
 当日は夏日を思わせる陽気で絶好のゴルフ日和であった。今回の大会には、空自からは航空総隊司令官杉山良行空将及び航空支援集団司令官福江広明空将他22名が、米空軍からは第5空軍司令官サルバトーレ・アンジェレラ空軍中将、同副司令官デイビッド・クラム空軍准将他18名が、JAAGAからは外薗会長をはじめ会員33名が参加した。航空幕僚長齊藤治和空将は要務のため急遽欠席となった。なお、本大会の開催に当たっては米軍多摩ヒルズ・ゴルフ・コース関係者からの全面的なバックアップと日米双方から3名の競技支援を受けた。
 早朝5時にゴルフ・コースがゲート・オープンされると参加者がぞくぞくと入門、5時半からクラブ・ハウスにて朝食、懇談等の後、6時半から開会式が行われた。開会式では外薗会長、杉山総隊司令官及びアンジェレラ司令官からそれぞれオープニング・リマークスを頂き、記念撮影の後、各パーティ毎にそれぞれのスタート・ホールに着き、ショットガン・スタート方式により、7時に一斉に競技が開始された。桜のつぼみも開き始めた暖かなコンディションの中、スコアの出来を天候のせいにはできないとばかり皆真剣にクラブを振りつつも日米友好と会員間の親善を醸しつつ和気藹々の雰囲気の中競技が進行した。
 競技終了後、参加者はプレー内容を楽しく歓談しながら昼食を終え、成績発表、表彰式が行われた。表彰式では米側最優秀者にJAAGA会長賞,日本側最優秀者に5空軍司令官賞、当日賞(28位)に航空幕僚長賞が贈られた他、飛び賞、ドラコン及びニアピン賞等各賞が贈られた。閉会式においては、外薗会長から、近々退官され米国へ帰国される予定のアンジェレラ司令官に対し、5度にわたる日本での勤務に対する慰労と米空軍と空自の同盟・友好の強化に尽力されたことへの感謝の意を込めて、NHKの朝ドラ「マッサン」で有名になったウィスキー「竹鶴」がプレゼントされた。これに対しアンジェレラ司令官からは冒頭JAAGAへ本競技の企画実行への謝意を述べられるとともに、「好天をもたらした私の『晴れ男運』を次の司令官に申し送っていきたいと思う。日本での勤務は本当に充実していた。特に航空自衛隊と米空軍がより緊密な関係になっていくことに遣り甲斐を感じながらいい仕事ができたと実感している。後任者の議会承認が得られたので6月5日にチェンジ・オブ・コマンドの予定となる。退役後も日米関係強化のために活動する予定であり、今後は米国で皆さんと再会できることを楽しみしている」旨の挨拶があった。
 最後に外薗会長から米軍競技支援者と多摩ヒルズ・ゴルフ・コース関係者へのお礼が述べられ、午後1時過ぎ、SPORTEX’14Bは参加者の満足した笑顔とともに無事終了した。 (早坂理事記)

 

SPORTEX'14B開催