平成25年11月8日(金)、SPORTEX-13Aが米軍多摩ヒルズ・ゴルフコースにおいて開催された。前日の悪天候とはうって変わり、早朝5時前から満天の星のもと参加者が集合し始め、6時半から素晴らしい日の出とともに開会式が行われた。
 JAAGAからは吉田会長をはじめ正会員及び賛助会員の計46名、米軍からは多忙な状況の中、第5空軍司令官Salvatore A.Angelella中将以下22名が競技に参加し、また日米双方5名が各種支援を行った。吉田会長からは「昨夜はレセプションで司令官と御一緒したが、一番重要なSPORTEXのために二人で申し合わせて、早めに切り上げた。今日は、良きライバルとして日米のフレンドシップを深めつつプレイを楽しみたい」との挨拶があり、Angelella中将からは「昨夜は総理も出席された重要な宴であったが、どうもSPORTEXの重要度はそれ以上のようだ」と述べ、なごやかな雰囲気の中、7時を期して一斉に競技が開始された。秋晴れの暖かなコンディションに恵まれ、真白な富士を遠望し、日米友好と会員間の親善を醸しながら競技は進行した。競技終了後、プレーの内容を楽しく話題にしつつ昼食となり、昼食後、成績の発表、表彰式が行われた。
 今回はハンディ計算を行わずグロススコアにより順位を決定し、同順位の場合は高い年齢からの順位付とした。日米各最優秀賞、ドラコン、ニアピン及び多くの飛び賞に当たった各受賞者に賞品が贈られた。
 閉会にあたり会長からは「3位の司令官には負けたが楽しくプレイが出来てSPORTEXが盛会の内に終了したことを嬉しく思う」と述べ米軍競技支援者と多摩ヒルズ・ゴルフ関係者への御礼の挨拶があった。司令官からは関係スタッフへの感謝の言葉とともに「実は、今日のSPORTEXに参加したクリス中佐(Lt.Col.Christopher Neims)の退官セレモニーを午後に実施する。彼は退官の日の想い出に、空自に関係する方々とプレイしたいと言っていた」との紹介があった。その紹介にJAAGAを介した米空軍と空自の絆を感じつつ、午後1時過ぎ、SPORTEX-13Aは終了し、参加者は賞品や良き思い出をいだきながら多摩ヒルズを後にした。
 クリス中佐はC-5のパイロットで第5空軍司令部A3のスタッフとしてトモダチ作戦実施時も横田基地で勤務した。妻も日米夫人プログラムに積極的に参加し、多くの日本の友人を作り、夫婦ともども日本の素晴らしい思い出を作る事が出来たと語っていた。 (杉山理事記)

 

SPORTEX'13A開催