昨年6月1日のSPORTEX’07Aに続く今年度2回目のSPORTEX’07Bが、春分の日の3月20日(木)に、米軍多摩ヒルズ・ゴルフ・コースに於いて開催された。航空自衛隊から田母神航空幕僚長以下39名、米空軍から本年2月に就任されたばかりのライス第5空軍司令官以下25名、当協会から竹河内会長以下36名がゴルフ競技に参加し、参加者総数は100名となった。
早朝5時の開門直後から参加者が集まり始めた。ドライビング・レンジでの練習、クラブ・ハウスでの朝食の後、クラブ・ハウス内で開会式が行われた。開会式冒頭、竹河内会長は大会の趣旨と参加へのお礼を述べた。続いてライス司令官から「米軍を代表して皆さんとゴルフができる事を私達は大変嬉しく思います。サウス・ダコタでゴルフを始めた私にとって今日は良い天気です。大いにチャレンジし、お互いの友好関係を築きましょう。Hit straight and long!」と挨拶された。続いて田母神空幕長は「ライス司令官が来られて初めてのゴルフでもあり、友好親善第一でプレーしましょう」と述べられ、SPORTEX’07Bは始まった。前日から降り続く冷たい雨の生憎のコンディションの中、日米混合の27組は各々のスタート・ホールに移動し、7時の合図に一斉にスタートした。参加者は、手袋が濡れボールよりクラブを飛ばしたりと、悪天に苦労しながらプレーに全力を尽くしていた。コース・コンディションが悪化し、天候の回復も望めないことから、参加者の健康を考えて9ホールでプレーを終了した。
プレー後の昼食・懇談に続き、表彰式が実施され、優勝野田さん(空自)、準優勝榎さん(会員)、第3位笠原さん(会員)と、20位毎の飛び賞、ブービー賞、ニアピン賞3名、ドラコン賞2名に賞品が贈られた。更に第5空軍司令官、副司令官、横田基地司令、航空幕僚長、JAAGA会長から思わぬ順位に特別賞が渡され、多くの賞品授与に歓声が上がった。
また、田母神空幕長とライス司令官は参加者の健闘を讃えるとともに「良い機会を設定して頂き有難う。第一の目的である新しい友情の構築ができた」と感謝の言葉を述べた。最後に竹河内会長から「悪天にも拘らず大会の目的は十分に達成した」と大会を総括するとともに、本大会に積極的に支援して頂いた多摩ヒルズと、運営を支えた米側4名、日本側5名のボランティアに対して感謝の意を表された。
悪天のためゴルフ競技は計画通りに実施できなかったが、厳しい環境で一緒に苦労したことから、より深い友情と友好関係を構築できたと思う。硬い握手を交わしつつ思い出深いSPORTEX’07Bは終了した。 (原田理事記)