11月3日(金)、菊薫る文化の日、JAAGA恒例のSPORTEX’06Bが米軍多摩ヒルズ・ゴルフ・コースにおいて行われた。今回は入間基地航空祭と開催日が重なり、JAAGA会員の多数参加が危ぶまれたが、事前PRが効を奏したのか、参加者総数では昨年のSPORTEX’05Bを上回る過去最高となった。航空自衛隊から吉田航空幕僚長以下40名、米空軍からはライト第5空軍司令官をはじめ33名、そしてJAAGAから竹河内会長を含み31名、計104名が競技を行った。
 5時のゲート・オープン時には、多くの参加者がゲートに詰め掛け、立ち上がりから意気込みが感じられる様相となった。ドライビング・レンジでの練習、クラブ・ハウスでの朝食を経て、朝日立ち上る多摩丘陵をバックに開会式が行われ、日米相互友好親善の増進とストロング・エアフォースを目指して頑張ろうといった趣旨のライト司令官、吉田幕僚長、竹河内会長のショート・スピーチで SPORTEX’06Bは開始となった。27組のパーティがそれぞれのスタートホールに移動し、7時、ホーンの合図とともにショット・ガン・スタートで競技が始まった。風もなく快晴で最高のコンディションの中、ボディ・ランゲージを駆使して意思疎通も十分な友好親善の輪がボールを追っかけ、現役の若さ漲るプレーも随所で見られ、競技は盛り上がった。
 競技終了後、クラブ・ハウスで反省会を兼ねた和気藹々とした懇談・昼食となり、友好親善の絆が更に助長された。続いて表彰式が行われ、競技者全員の中から優勝、準優勝、3位の3名、ベスト・グロス(スコアー:77)達成者、ニア・ピンの4名、ドラ・コンの2名の成績優秀者、そしてブービー、ブービーメーカーにそれぞれ賞品が贈られた。そのほか特別賞として第5空軍司令官賞、航空幕僚長賞、航空総隊司令官賞、JAAGA会長賞、そして5位毎の飛び賞と多数の賞品があり、思わぬ賞品ゲットに歓声が上がっていた。特に、 総隊司令官賞は、該当が空幕長であったため、多くの拍手と喝采があった。最後に、吉田幕僚長、ライト司令官、竹河内会長から、それぞれ各人の健闘と日米の友好親善を讃えるとともに、積極的な支援・協力をした多摩ヒルズ側と運営を支えた米側4名・日本側3名のボランティアに対し、ねぎらいと感謝の意を表する挨拶があり、成功裏にSPORTEX‘06Bは閉会となった。なお、吉田幕僚長、竹河内会長の表彰式における挨拶(要約)は、次とおりであった。吉田幕僚長; 「今日は非常に素晴らしいコンディションのなか、私を含め皆さんが楽しくプレーをすることができ、また有意義な時を過ごすことができたものと思います。毎回のことですが、JAAGAとこの場を提供してくれた米空軍に感謝をしております。」
 竹河内会長; 「今日のコンペに日米の多くの方々に参加して頂き、感謝しております。また、皆様が楽しく過ごされた様子に、大変嬉しく思っております。賞を得られなかった方も、十分に楽しまれたことと思います。先日、ワシントン等を訪問致しましたが、その折に、日本で勤務された多くの米空軍の方々に会い、親しく話す機会がありました。話した皆さんが航空自衛隊に対して非常に好意を持っておられるのを大変に嬉しく思っております。米空軍と航空自衛隊との友好親善の更なる発展を祈念しております。」 ライト中将;「黒田さん、ヒロさん(ヘッドプロ)、チャンさんそれにタマの皆さん、色々有難う。 キム大尉、ウチヤマ大尉、それにエバンス・スミ子さんの努力、尽力に大きな拍手をしましょう。吉田空幕長、竹河内会長、村木JAAGA顧問、そして田母神総隊司令官、皆さんの御蔭でUSAFとJASDFはとても強力な友好関係を維持できております。各種の事を一緒にやっていますが、このSPORTEXはマイヤース大将、エバハート大将、ホール大将、ワスコー中将、ヘスター大将時代から継続している事業である事を忘れてはならない。近年ではSPORTEXに加えて、食事を一緒するとか電話で種々の調整をするとか、相互の関係緊密化のための活動がとても多くなっています。これからも、更に努力してゆきましょう。」  (源理事記)


 

恒例となったSPORTEX成功裏に終了