今年度2度目のJAAGA ゴルフ・トーナメントは、勤労感謝の日の11月23日、小春日和を絵に描いたような好天無風まさに絶好のゴルフ日和の中、米軍多摩ヒルズ・ゴルフ・コースにおいて開催された。米空軍側からベイカー第5空軍副司令官はじめ20数名、航空自衛隊側から津曲航空幕僚長はじめ30数名、そしてJAAGAから村木会長以下40数名、その他ボランティア参加の大会役員等を含め総計100余名が参加した。未だ薄暗いうちから来場した腕自慢達が、日米交歓の賑々しいムードとティー・オフ前の多少の緊張感を楽しみながら、トーナメント・ブレックファーストのテーブルを囲んだ。そうした中、大会役員等のスタート準備も整斉と進み、天気予報に悩まされた昨年大会とは打って変って雲ひとつない朝あけの下クラブ・ハウス前での開会式という運びとなり、競技要領の説明等が行なわれた。その後各パーティはカートに分乗しそれぞれのスタート・ホールに進出し、定刻7時にスタート・ホーンが全ホールに鳴り響き、ショット・ガン方式で各ホールが一斉にティー・オフ、ここに熱戦「SPORTEX‘04B」の火蓋が切って落とされた。
それぞれのパーテイは概ねUSAFとJASDF それにJAAGA の各メンバーによる混合編成、日が昇るにつれての気温上昇でスウィング・リズムは勿論のこと英会話のトークリズムまでも滑らかスムーズとなり、各ホールで舌戦含みの熱戦が展開された。競技開始
30分後からJAAGA役員がドリンク・カートを運転し各ホールを回り、奮戦中のプレイヤーにビール・コーヒー等のデリバリー・サービスを行い好評を博した。このドリンク・サービスのせいか、はたまたあまりの好天によるものか、ついつい力が入り過ぎての超フックや超スライスを披露するプレイヤーもチラホラ・・・。こうした御同輩を尻目にあくまでもマイペースのマイペースでパー稼ぎに専念するベテラン会員が健在する一方で、「ホスト役に徹せよ!」との
JAAGA某理事長の指示が効き過ぎたのか、実力発揮を遠慮した若手会員も居たりして、ホールによっては予想外の混戦模様。よく伝わらない英会話コミュニケーションが幸いし、鋭い舌戦を仕掛けたつもりが和やかなジョークで切り返されての苦笑い・・・などなどは何時ものとおり。そうした笑いの渦を中心に日米交歓の輪があちこちのホールに広がった。平素の運動不足も手伝って予期せぬ長距離走に息を切らす向きも一部には見られたようだが、全般としては故障者もなくお昼を回る頃には全競技を無事終了した。
クラブ・ハウスに場所を変えてのランチ・タイムではトーナメント恒例の“反省会”がテーブル毎に盛り上がり、身振り手振りの日米コミュニケーションもこれまた何時ものとおりの盛況ぶり。こうしたうちにも成績集計は順調に進み、表彰式に移った。村木会長の張り込んでの英語スピーチに続き、ユーモア溢れるベイカー副司令官と津曲航空幕僚長の挨拶の後、成績発表とプレイヤー表彰が行われた。1位
(USAF)、2位(JASDF)、3位(USAF) の上位入賞者に加え、5番跳びの跳び賞でベイカー副司令官や津曲航空幕僚長を含む計17名の受賞者が、またドラコン賞2名(USAF2)、ニヤピン賞4名(USAF×2, JASDFX1,AAGA×1)の受賞者がそれぞれ表彰された。なお総合結果については、ネットの全体平均が76,7で、内訳はUSAFが86,0、JASDFが75,5、JAAGAが71,9という状況でJAAGA会員の“老骨奮闘振り”をいささか実証した様な成果が得られた。某会員曰く、「悪かったのは、オレのスコアーだけだった!!」・・・という、絶好のゴルフ・コンディションと最高の日米交歓ムードの中、大成功の「
SPORTEX’04B」は終了した。 (吉田理事記)