去る平成24年5月30日(水)、横田基地において航空総隊司令部の横田基地移転記念行事が開催され、参加しましたのでその概要等を紹介します。

全般 
 当該行事は齊藤航空総隊司令官及びフィールド第5空軍司令官の共催で挙行され、記念式典(講堂)及びレセプション(米下士官クラブ)の2部で構成されていた。当該移転事業準備・支援に関ってきた個人・役職・組織に限定された約100名が招待され、主要な招待者は次のとおり。

 政・官界等 :
   防衛大臣、外務大臣政務官、地元選出国会議員、基地周辺首長等
   在日米大使館首席公使、各幕僚長、防衛省・外務省各高官
 OB・協力団体(各隊友会を除く)
   JAAGA:吉田会長
   歴代航空総隊司令官(JAAGAから永田理事)
   歴代府中基地司令(JAAGAから射場理事)
 各種協力団体
   航空自衛隊横田基地協力会
   7個横田友好クラブ

式典
 中部航空音楽隊と第296米陸軍軍楽隊の日米国家吹奏で式典が始まり、航空総隊司令官、第5空軍司令官が式辞を、防衛大臣、在日米大使館首席公使、外務大臣政務官が祝辞を述べた。祝辞等では横田移転の経緯、我が国を取り巻く安全保障環境の不透明性(北鮮のミサイル事案、中国の活動の活発化等)、4月に実施した北鮮ミサイル共同対処の成果及び移転に伴う日米共同の深化及び更なる発展性、期待等が披瀝された。

レセプション
 米式のレセプション形式で、ファンファーレによる開宴後は共催者挨拶及び来賓祝辞等は無く、懇談に充てられ、中盤では躍動感溢れる入間修武太鼓がステージ披露された。終盤では日米准曹士先任・先任下士官による和やかな共同スピーチが会場を盛り上げ、約1時間のパーティは有意義に構成されていた。

トピックス
 その他、現場での確認事項及び会話での話題の特筆事項は以下のとおりです。
 ・式典会場左側に報道立ち入り域を設け、多数のマスコミのビデオ取材等を受け
  入れ、民間との一体感溢れる部外広報に尽力  
 ・立派なブランド・ニュー総隊司令部庁舎等が移転スタートのシンボルとなって
  おり、好印象
 ・管理事項として外気温が25℃を超える暑い日にも関らず多数のレンタル・エアコン
  設置により式典会場を快適にし、また招待者送迎のための隣接駅へバスのピス
  トン輸送等に十分な配慮がなされていた。
 ・基地内の生活基盤として某コンビニ、某居酒屋チェーン等が基地内にオープンし
  営内者の生活環境が整いつつあり、また和食嗜好の米軍人にもオープンされて
  おり評判が良いそうだ。

 最後に、当該行事の概要等を簡単にまとめ紹介したが、今後とも横田基地が日米共同運用の総本山として更に発展されることを祈念申し上げます。
 (糸永理事記)       

 

総隊司令部の横田移転記念行事