平成29年度JAAGA総会が5月9日(火)、グランドヒル市ヶ谷において開催された。引き続く講演会、懇親会には賛助会員・招待者が加わり、空自隊員・米軍人の殆どが半袖の制服で参加する軽快な雰囲気の中で、整斉と一連の行事が実施された。

【総会】 年次総会が15時から16時15分までの予定で開催された。福井理事の全般進行により、審議に先立ち、本年4月17日にご逝去された故石川吉夫氏の御冥福を祈り、全員で黙祷を捧げた。引き続き、岩ア茂会長から「会長就任から1年が過ぎた。昨今の情勢には厳しいものがあり、昨日九州で陸・空自隊員、自衛隊の協力者に講演をしたが、皆さん緊張感をもって毎日を送っている。JAAGAは21年前の在日米(空)軍がつらい(注:冷戦終焉後の国際環境の変化に加え、沖縄での不幸な事件に対する日本国民の反応が米軍人・家族の士気に大きく影響)時期に発足し、歴代会長・会員が育ててきたが、我が国の安全のために頑張ってくれている空自・米空軍の隊員を支援するためにも、日米の架け橋となれるようご協力をお願いする。会員数は微増したが、多くの人に我々の活動を理解してもらいより活発に活動するためにも、会員の皆さんによる勧誘をお願いしたい。」との挨拶があった。
 正会員総数256名の内、出席者65名、委任状提出者161名の計226名をもって会則の規定により総会が成立し、議案審議、報告事項、新旧役員等の紹介の順に審議等が進められた。
 議案審議は、岩ア会長が議長を務め、第1号議案(28年度事業報告)、第2号議案(28年度決算報告)、第3号議案(29年度事業計画(案))、第4号議案(29年度予算(案))、第5号議案(会則の一部改正(案))、第6号議案(監事の選任(案))の6つの議案について、担当理事による説明の後質疑応答を経て、何れの議案も提案通り承認された。特に、第1〜第4号議案については、大学生等の米軍基地研修支援、入会案内要領、会員の参画意識、広報活動、懇親会・基地研修時の着意等について、質疑に加えアドバイスを含む意見が披露された。また、第5号議案については、賛助会員として新たに「団体」を規定する改正案が、質疑なく承認された。
 新監事の選任を経て全ての議案の審議が終了した後、報告事項として、役員会で選任された新理事、支部役員等が報告されるとともに、新役員等及び退任者並びに理事の所掌分担が紹介され、出席会員全員から温かい拍手が送られた。
 引き続き、長年にわたり会の運営・発展に尽力された四ッ家顧問、阪東理事、新井理事(退任)に対し、岩ア会長から感謝状が贈呈され、定刻に5分程度余裕をもって総会議事を終了した。 (木村理事記)

 

平成29年度JAAGA総会開催