8月24日(月)、森下理事長、中島及び早坂両理事が、第5空軍司令官 Lt. Gen. John L. Dolan を表敬し、平成27年度における日米相互特技訓練への米空軍下士官の参加及び空自隊員の受け入れに際しての各種活動を激励した。
 冒頭、森下理事長から Dolan 司令官の着任に対する心からの歓迎の意を伝えた。これに対し、Dolan 司令官から「日頃からの米空軍の任務・各種活動に対するJAAGAのご理解とご支援に大変感謝している。JAAGAがこれまで日米空軍間の友好親善に尽力した功績については、前任の Angelella 司令官や歴代司令官等からも多くの話を聞いている。私自身、今後とも積極的に JAAGA の活動を支持・支援していきたいと思っている」との謝意が示された。また、日米相互特技訓練については「日米双方の下士官の相互理解、文化交流に大きく寄与しており、日米共同を支える大きな柱となっている。また今後の F-35 導入・運用に向けての相互の協力・支援に大いに役立つとともに、空自隊員の更なる英語能力の向上に大きく貢献するプログラムであることから、5空軍もこれまで以上に積極的に取り組んでいきたいと考えている。今年から従来の訓練に加え米空軍で行われている下士官資質向上セミナー(Non-commissioned officer Professional Enhancement Seminar:NCO PES)を組み合わせて実施する計画である」旨の発言があった。なお、本表敬にはCCM(Command Chief Master Sergeant)James A. Laurentも同席し、JAAGAからの激励品に対する謝意が示された。
 8月28日(金)、JAAGA広報理事山本、早坂、渡部が空幕教育課長寺崎隆行1等空佐を表敬し、日米相互特技訓練の27年度計画の概要及びNCO PESの概要についての説明を受けた。教育課長の説明によると、空自部隊の米軍下士官受け入れについては、那覇基地及び2個分屯基地(佐渡及び新潟)に合計20名強を、一方の米空軍は三沢、横田及び嘉手納基地にそれぞれ2回ずつ、1回につき10名、合計60名の空自隊員(2・3曹が対象)を受け入れる計画であり、米空軍基地における訓練は、従来の特技訓練にNCO PES(Non-commissioned officer Professional Enhancement Seminar)を組み合わせて訓練を実施するよう、新たなプログラムが提供されることとなっている。米軍に派遣する空自隊員は、特定の特技に限らず、後方職域を含めた広範な特技で実施する旨の説明であった。また27年度から空自は本訓練を正式に事業化を図り、米軍基地における訓練中の宿泊給食費等の予算化が実現したとのことである。(早坂理事記)

 

平成27年度日米相互特技訓練を激励(第5空軍司令部)