研修団長
                                  丸紅エアロスペース
                                  八木 達也  

 平成21年9月30日(水)、JAAGA賛助会員36名が、阪東政詮渉外担当理事の案内のもと米空軍横田基地の研修に参加した。
 当日朝9時半小雨模様の中、参加者は福生駅に集合し米軍車両にて横田基地に向かった。 まず、昨年6月に新設された第515航空機動運用群第730航空機動中隊にて、群司令部の熊谷氏より24時間体制で航空機動支援を提供する組織・部隊に関する概況説明を受けた後、メンテナンス・ビルへ移動し交換用のタイヤ・備品等を備えた施設を見学した。その後、全員がバスに乗り、滑走路を横切るなどして移動しながら基地内の諸施設を見学した。将校集会所での昼食には、ライス第5空軍司令官、アンジェレラ副司令官にもご同席いただき、ゴルフ談議等に楽しい時間を過ごした。
 午後は、第5空軍のミッション、在日米空軍の組織、東アジア地域の重要性などについて、ホール少佐より流暢な日本語で説明を受けた後、質疑応答となり、会員からの質問には、ライス司令官から丁寧な回答・説明をいただいた。
 その後、AFN放送局を見学し、ラジオのディスクジョッキーの生放送にも立ち会うことができた。古い世代の人間には前身のFENの名前の方が親しみがあるが、ラジオ局のみならず、TV放送が9チャンネルもあることには驚かされた。
 最後に横田基地広報部の阿部氏より横田基地の概略説明があった。特に太平洋戦争末期の横田基地の命名について、当時の地図の紹介と共に非常に興味深い話を聞くことができた。 翌週からの日米共同指揮所演習、部隊戦闘能力点検等の準備の為、当初スケジュールに多少変更はあったものの、ご多忙な中ライス第5空軍司令官、アンジェラ副司令官等のご支援により充実した1日の研修を実施できた。

賛助会員横田基地研修の所感