今回で36回を迎える関東スペシャル・オリンピックスが5月30日(土)の快晴の空のもと米空軍横田基地内で開催された。
 スペシャル・オリンピックスは知的障害のある人の自立や社会参加を目的として、日常的なスポーツ・プログラムを中心に実施される競技会である。
 和やかな雰囲気の中、日米両国国歌独唱で開会式が始まり、その後日米両国の選手の力強い宣誓で競技が開始された。競技はグラウンドのトラック競技の他、ボーリングや水泳等、それぞれの会場で熱戦が繰り広げられた。毎年、各競技を自衛隊側が支援しているが、最近では大会の企画・運営面でも全面的に支援し、米軍との良好な関係を構築している。
 今年の大会には米軍横田基地下士官団からの要請を受けた航空自衛隊連合准曹会が中心となり、陸・海・空自衛隊の准曹士隊員及びその家族約500名がボランティアとして参加した。開会に先立ちJAAGA渉外担当石野理事が日米ボランティアの隊員たちを激励した。
 自衛隊側の窓口の航空自衛隊連合准曹会会長北林准空尉は「毎年多くの自衛隊のボランティアが大会を支えてくれていることに感謝しています。そして、JAAGAの皆様からは大会運営に伴うご寄付を頂き心強く思います。特にJAAGAの石野理事が多くの隊員たちを激励いただけたことに心から感謝いたします。」と本大会の意義を語ってくれた。 強い日差しの下、選手とボランティアが一体となって各種競技を楽しんだ。(藤田理事記)

 

第36回関東スペシャル・オリンピックス