6月1日(土)爽やかな晴天の下、米軍横田基地で関東地区スペシャル・オリンピックスが 開催された。知的発達障害のある選手150名そして、ボランティア500名が参加する大会は今回で34回を迎える。
 開会式に先立ち、アメリカン・スクールの女生徒による両国国歌の独唱があり、引き続き、主催者を代表して横田基地第374空輸団運用群司令官デビット・グゥ‐ド大佐の挨拶があった。
 来賓として、基地周辺の市長をはじめ、友好クラブ、地域支援者及び航空自衛隊から柏瀬静雄横田基地司令が招待された。JAAGAからは小川剛義理事長、阪東政詮、高橋健二各渉外理事が出席した。
 主催者から大会の支援者に対する感謝状授与がおこなわれ、JAAGAを代表して小川理事長に手渡された。その後、選手による聖火台の点火が行われセレモニーは終了し、競技会へとプログラムは進行した。
 1962年6月にジョン・F・ケネディの妹ユーニス・ケネディ・シュライバーが自宅の庭を開放して35名の知的発達障害のある人たちを招いてディ・キャンプを行なったのが始まりとされるスペシャル・オリンピックスは毎年、米空軍の横田、嘉手納及び三沢基地で行われている。JAAGAはこの行事にささやかであるが支援の手を差し伸べている。「精一杯力をだして勝利を目指そう、たとえ勝てなくとも、がんばる勇気をあたえよ」の宣誓の言葉とともに、本大会は170ヶ国からなる 340万人が参加するスペシャル・オリンピックスのプログラムと繋がる。  (高橋健二理事記)

 

第34回関東スペシャル・オリンピックス