スペシャル・オリンピックは障害者のためのスポーツ競技及びレクリエーション・プログラムとして1968年に協会が設立され、多様なスポーツとレクリエーションを通じて、障害者一人ひとりの自信を高めてもらうことを目的としています。横田基地では1980年下士官団体が関東スペシャル・オリンピックを設立、1984年日本で唯一、国際スペシャル・オリンピック協会が承認する正式団体となりました。今年は第29回目の開催です。
 5月17日、18日 横田基地内の中学校運動場ボンク・フィールドで関東スペシャル・オリンピックが開催され、本会からは廣瀬理事長、阪東理事、岡村理事の3名が出席しました。17日は五月晴れの中、関東一円から参集した約300名の参加選手、選手をサポートする関係者及びボランティアが開会式に臨み、横田ハイスクールバンドを先頭にスタンドに参集した見学者の手拍子に合わせて入場行進で開会式が始まりました。大会委員長のCol. Paul J. Montgomery 374空輸航空団副司令官が「今日は最高の天気に恵まれました。この大会は選手の皆さんはもちろん、御家族、多くの支援者、ボランテアの力添えで開催されています。選手皆さんは精一杯の成果を発揮され記録更新を目指してください。」と挨拶され、引き続き日米の選手代表が「私達は、勝利を目指して頑張ります。たとえ勝てなくとも、勇気を出して頑張ります。」と宣誓しました。また、大会委員長から今までの諸支援に謝意を表するとして感謝状がJAAGAに授与され、廣瀬理事長が記念メダルの埋め込まれた感謝状額を受領しました。
 14の参加団体代表者が保持する聖火トーチが入場、ゆっくりと競技場を廻って聖火台に到着、開会式の雰囲気は最高潮に盛り上がり、全員見守る中で点火、燃え上がった炎に大きな拍手が沸き起こりました。競技種目は、バスケット、50走、100m走、200m走、400m走、400mリレー、立幅飛び、ボーリング、1マイル走、ソフトボール投げ、水泳等であり、競技の合間にいろいろな余興が実施されました。
 この大会は1000人以上のボランテアで支えられています。競技場には三宿曹友会、練馬曹友会、朝霞曹友会、府中曹友会、東立川曹友会、大宮曹友会の幟がはためき、自衛隊からは述べ約600人が支援しているとのことでありました。空自からは入間基地、府中基地、百里基地から多くの隊員と家族が支援に駆けつけていました。モンゴメリー大会委員長から、ボランテアとして活動して下さる自衛隊の皆様の協力なしには大会運営が大変であり、JAAGAの諸々の活動に感謝していると述べられ、今後とも相互連絡を緊密に、協力していくこと話し会場を後にしました。
 (岡村理事記)

 

'08 関東スペシャル・オリンピックス(横田)