5月12日、13日 横田基地内の中学校運動場ボンク・フィールドで関東スペシャル・オリンピックスが開催され、本会からは廣瀬常務理事、阪東常務理事それに榎常務理事の3人が出席しました。スペシャル・オリンピックスは障害者のためのスポーツ競技及びレクリエーション・プログラムとして1968年に協会が設立され、多様なスポーツとレクリエーションを通じて、障害者一人ひとりの自信を高めてもらうことを目的としています。 横田基地では1980年下士官団体が関東スペシャル・オリンピックスを設立、1984年日本で唯一、国際スペシャル・オリンピックス協会が承認する正式団体となった。今年は第28回目の開催です。
 12日は薫風が競技場を撫で行く絵に描いたような五月晴れ、関東一円から参集した400名以上の参加選手、選手をサポートする関係者及びボランティアが開会式に臨んだ。ボーイスカウトの保持する日米両国の国旗を先頭にスタンドに参集した見学者の手拍子に合わせて入場行進で開会式が始まりました。 大会委員長のCol. Paul J. Montgomery 374空輸航空団副司令官が「今日は最高の天気に恵まれました。この大会は選手の皆さんはもちろん、御家族、多くの支援者、ボランテアの力添えで開催されています。選手皆さんは精一杯の成果を発揮され記録更新を目指してください。」と挨拶され、引き続き日米の選手代表が「私達は、勝利を目指して頑張ります。たとえ勝てなくとも、勇気を出して頑張ります。」と宣誓しました。
 ここで突然でありましたが、大会委員長から今までの諸支援及び多額の寄付に謝意を表するとして感謝状がJAAGAに授与されると発表され、廣瀬常務理事が記念メダルの埋め込まれた感謝状額を受領しました。 17の参加団体代表者が保持する聖火トーチが入場、ゆっくりと競技場を廻って聖火台に到着、開会式の雰囲気は最高潮に盛り上がり、全員見守る中で点火、燃え上がった炎に大きな拍手、選手達はいよいよ時至りの感で体を動かしていました。 競技種目は、バスケット、50走、100m走、200m走、400m走、400mリレー、立幅飛び、高飛び、ボーリング、1マイル走、ソフトボール投げ、水泳等であり、競技の合間にいろいろな余興が実施されました。
 この大会は1000人以上のボランテアで支えられています。競技場には入間基地准曹会、三宿曹友会、練馬曹友会、朝霞曹友会、府中曹友会、東立川曹友会の幟がはためき、自衛隊からは述べ約600人が支援しているとのことでありました。空自からは入間基地、府中基地、市ヶ谷基地から多くの隊員と家族が支援に駆けつけていました。モンゴメリー大会委員長、バーカー第374空輸航空団先任下士官、阿部第374広報部渉外主任は5月9日のJAAGA講演、懇親会に出席していた事もあり、JAAGAの諸々の活動を高く評価していると述べると共に、今後とも相互連絡を緊密にしてゆこうと話し、堅い握手を交わして会場を後にした。(榎理事記)


 

'07 関東スペシャル・オリンピックス(横田)