第7回嘉手納スペシャル・オリンピックスは6月24日、快晴のもと沖縄本島各地から大勢の選手とボランティアが参加しカデナ・ハイスクール・スタジアムで開催された。 定刻にやや遅れ開会式が10時に始まった。真夏の肌を刺すような日光の下、入場行進を待って並ぶ人々を見て、心の中で「頑張れよ」と呟く。参加チーム毎に名前を呼び上げられ、暑さの中を元気良く入場して行く。開会式の開始に当たって、日米両国歌を第3海兵隊遠征軍音楽隊が演奏した。 第18航空団司令モールトン准将は所用で不在のため、副司令ケネディ大佐の開会の辞と牧野沖縄県副知事の挨拶後、聖火に点火され開会式は終わった。開会式には航空自衛隊から南西混成団副司令萩原空将補と第83航空隊司令半澤空将補も出席されていた。 いよいよ競技の始まりである。体に障害持つ人々が自分の精一杯の力を振り絞って走る。私が最後にあの様に真剣に物事に取り組んだのは何時の日だったかと、一寸だけ反省する。 途中で暇を見て美術作品展示会に顔を出す。昨年も作品の出来栄えに驚いたのだが、今年も素晴らしい作品が並んでいた。才能のある障害者が多く存在することに驚く。人は外見ではなく、内面を十分に観察して評価すべきであることを痛感した。 集まった障害者は老若男女各年代の人達で、普段私達の目の着かないところでひっそりと暮らしていらっしゃるのだ。スペシャル・オリンピックスのようなイベントが数多く開催されれば良いと思った。 競技は16時30分過ぎまで続くのであるが、次の予定があったため心を後に残しながら会場を後にした。嘉手納スペシャル・オリンピックスの参加者数は本部発表でアスリート900人以上、アーチスト300名以上の合計1300人位だったとのことです。  6月25日17時30分から第18航空団司令宅で嘉手納スペシャル・オリンピックス2006のレセプションが開催されました。竹河内会長の代理として出席しました。玄関を入ると司令ご夫妻が出迎えられて歓迎の挨拶をされました。出席者が集合し、しばらく飲食した後、7時30分からレセプションの主題である昨日のイベントに対しての司令官の感謝の辞が述べられた。その後、昨日のイベントの様子とこのイベントのために以前からの準備した人々の努力を写したビデオの映写が行われた。 協力団体と個人に感謝と記念の大皿が送られた。最後に司令夫人から沖縄に来て短時日の間に多くの友人が出来て嬉しく思っています。今後も日米の友好の輪が広がることを祈りますとの挨拶があった。  (石津沖縄支部長記)

追補:当協会は本スペシャル・オリンピックスに対し支援金を寄付。

 
               Photos by Mr.Chip Steitz

'06 嘉手納スペシャル・オリンピックスに出席して