平成21年8月4日(水)、三沢支部は恒例になった「米軍三沢基地のリーダー達及びその家族を青森ねぶた祭り参加への支援」行事を実施した。今年で6回目の本行事は米軍関係者に定着してきた。今回、スティルウエル団司令が業務多忙で、出発間際まで参加の可否が判らない状態であった。スティルウエル大佐は、JAAGAの行事「ねぶた祭」は是非参加したいと考えられ、緊急時用の団司令車両を別に準備された。大型バスに団司令以下全員乗車後、司令車が大型バスに随伴させ、三沢基地を出発した。当初参加予定だった情報運用センター所長バリー・ライスター大佐は業務の都合で不参加となったが、奥様のアリカ・ライスターさんが一人で参加された。
 ホテルでは、関係者の出迎えを受け、別室において参加者の着替えを開始した。着替えの最中、アメリカ人の彼らにとってパンツ一枚の男性の着替えを複数の女性が手伝うとことが非常に珍しく戸惑っていた。特に中高生に拒否反応があり、中高生の2人は両親が説得したにもかかわらず、ズボンを脱がずに浴衣を着て衣装を着けた。考え方の違いを垣間見た一瞬であった。
 約1時間後、34名の着替えが終了し、別室大広間において「ねぶた祭」関係者から「ねぶた祭」における注意事項の説明、特に迷子や自分の場所がわからなくなった場合等の連絡方法を記入したうちわを受領し「ねぶた祭」へ出陣していった。「 ねぶた祭」は、花火が合図で19時10分から始まり、太鼓の大きな音と笛の音色にのり、地元の人達と一緒になってハネトの輪を大きく広げ、祭りを大いに盛り上げた。また、沿道の観光客からの声援もり、約2時間の祭りを楽しんだ。エアロビクスと同じような効果があり、かなりのダイエットに貢献したようだ。
 21時に祭り終了の花火が上がり、興奮の余韻が残る中ホテルへ全員引き上げてきた。ホテルでは人員の確認、特に子供達の人数の確認を確実に行いつつ、汗で濡れている衣装の着替えを促し、帰り支度を始めた。帰り際、うちわ・扇子及び「ねぶた」衣装で身に付けた花笠の笠を記念品として頂き、感激の中、関係者の見送りを受けてホテルを後にした。 帰路は予想よりも交通停滞が無く、スムーズに青森市内を抜け予定よりも早く、23時に三沢基地に到着し、解散した。 今年も、「ねぶた祭り参加支援行事」は事故もなく大好評のうちに終了した。  (山本・三沢支部事務局長記)  

 

米軍人の「ねぶた祭」参加を支援