平成27年1月13日(火)、上田理事長、長島、渡部両理事が空幕人事教育部長武藤茂樹空将補を、平成27年1月23日(木)、上田理事長、長島、早坂両理事が第5空軍司令官アンジェレラ中将 (Lt. Gen. Salvatore A. Angelella) を表敬し、平成26度日米相互特技訓練を激励した。
 空幕においては、武藤人教部長から、JAAGAからの現場への支援を大変有難く感謝しているとの謝意とともに、「本訓練は日米相互理解に大変重要なプログラムであり、F-35の導入に向け、必要な英語能力向上にも期待しています」との説明があった。また、上田理事長からは、「准曹士先任の経験者がJAAGA理事に就任してもらえる予定であり、下士官レベルの日米交流の更なる支援ができればと思っています」との発言があった。なお、表敬には本訓練担当の教育課個人訓練班の上治准尉が同席し、計画概要の説明があった。
 5空軍においては、アンジェレラ司令官から、冒頭、日頃からの米空軍の活動に対するJAAGAのご理解とご支援に大変感謝しており、先のAFA総会参加時の交流も思い出深い旨の発言があり、更に今年度の交流計画の概要を説明の上、「NCO Exchange Programは長い歴史があり、過去2度の三沢基地勤務においても部隊指揮官として隊員派遣受け入れを経験したが、下士官相互の理解促進を図る上で大変すばらしい機会である。本プログラムに対するJAAGAのご理解ご支援に感謝します」との謝意が示された。加えて、航空総隊との間で今年度から実施している航空機整備員に対する新たな交流についても自ら視察に出向く旨の説明があった。表敬には副司令官クラム准将も同席され、激励品を手渡したローレント先任下士官 (Command Chief Master Sgt.) からは、本年度の交流プログラムに対する意気込みと具体的な差出計画について説明があった。
 日米相互特技訓練は、平成7年度(当時アンジェレラ司令官は飛行隊長として三沢勤務)から日米相互部隊研修として実施してきたが、本年度からは「空曹の特技能力向上と、実務レベルにおける相互理解を深め日米共同対処能力の基盤を強化すること」を目的として内容を充実し名称も変更したものである。本年度の計画は下表の通りであり、より充実した交流が期待される。(渡部、早坂理事記)

   日米相互特技訓練概要
米空軍受入基地 期間 参加人員
三沢(35戦闘航空団) 2.3〜2.13 10
横田(374空輸団) .17〜2.27 12
嘉手納(18航空団) 3.3〜3.13

航空自衛隊受入基地 期間 参加人員
那覇 1.27〜2.5
岐阜 .9〜3.18 10
小牧 3.20〜3.27 10

 

日米相互特技訓練を支援
(Japan-U.S. Bilateral NCO Exchange Program)