JAAGA名誉会員であるリチャード・B・マイヤーズ大将(元米統合参謀本部議長)が日経・CSIS共催シンポジウムのメイン・コメンテーターとして来日された機会を捉え、12月7日(月)、杉山蕃元統合幕僚会議議長、遠竹郁夫JAAGA会長、吉田元空幕長、越智JAAGA副会長、廣瀬JAAGA理事長、山本理事及び永岩理事が参集し、再会を祝すとともに日米同盟関係の更なる強化に関わる互いの関心事項等について意見交換した。
 マイヤーズ大将と杉山元統合幕僚会議議長以下今回参加のメンバーは現役当時からの旧知の間柄であり、話題は、気心の知れた信頼関係のもと、現役当時の苦労話(マイヤーズ大将には現役当時特に航空自衛隊の装備プログラムやグアム移動訓練プログラム創設等に関し多大のご配慮・ご支援を頂いている。)から、我が国を取り巻く中国情勢や朝鮮半島情勢、次世代戦闘機等に関わる意見交換、米軍普天間基地移設問題及び日米双方の政治状況等に至るまで、広範多岐に渡る貴重な意見交換を実施した。マイヤーズ大将からは、最近の不透明な政治状況に関し、堅固な同盟関係を維持する観点からやや懸念を抱いている旨重ねてコメントがあった。
 また、JAAGA米国訪問団が今年の9月に在米大使館を訪問した際、藤崎大使の方から「信頼性の高い日米同盟関係を確立する上での具体策の一つとして、日本に勤務したことのある米軍人のリスト化を図り信頼の草の根ネットワークを構築したい。」旨、申し出があったが、マイヤーズ大将によると、この体制整備はその後も積極的に推進されている模様であり、近い将来、具体的な組織造りがなされる見込みと伺った。 この体制が整うと、JAAGA設立の趣旨が更に拡大・強化されるわけで、このプログラムの今後の更なる発展に期待したい。」 (永岩理事記)

          

リチャード・B・マイヤーズ大将来日