JAAGAの皆さん、お元気ですか?
 リバティ号は、現在ロング・ビーチのアラミトス・マリーナで「季節待ち」をしています。 そうです、米大陸南部は、まだハリケーン・シーズンで、11月に入るまではこれ以上の南下はリスキーなのです。特に今年はハリケーンの当たり年のようで、既に「カトリーナ」で大きな被害が出、また今もメキシコ湾で「ウイルマ」が勢力を強めつつあるようです。
 この待機期間は我々クルーにとっては絶好の整備・観光の機会で、取り敢えずの整備所要を手立て済みのリバティとしては目下、観光に明け暮れています。 その一環で私は、家内共々、ラスベガスご在住のマギー・サールスさんを訪問し、お宅に2泊させて頂いてきました。 ここからラスベガス迄は、約250哩、車で5時間程度の距離で、他の都市からに比べ最も地の利を得ています。
 先ずもって、マギーさんはとてもお元気で、横田ご勤務後半の脚の骨折事故の回復も完全のご様子で一段とご闊達でエナジェティックな歓待をお受けしました。女史はご退官以来、アメリカン・ホームズ社(当協会法人賛助会員)のアメリカ支店(事務局?)を開設され、同社の事務の他、高田紘一郎社長からは、日米なかんずく空自・米空軍の友好促進方への特命もお授かりとのことで、「何か出来ることはないか?」と、益々意気盛んなご様子でした。
 また彼女は、横田で特別補佐官としてお仕えされたドネリー大将以降へスター大将までの8代の司令官、もしくは令夫人とのコミュニケーションも盛んなご様子です。特に、同社には、 JAAGA名誉会員の、デービス、ホール両将軍も顧問として身を置かれているとのことで、頻繁にお会いになられているご様子で、 JAAGAに「名誉会員事務局」でも設置されれば最適の「役所」をお願い出来るかも知れない、などと思った次第です。
 我々が訪問した時ラスベガスは異例の長期雷雨に見舞われ、同地域でも洪水の被害が出るほどの荒れ模様で、「林さん、お土産が過ぎます!」とのお叱りを頂く始末でした。(そう云えばシアトル地区でギグ・ハーバにスナイダー元35航空団副司令夫妻をお訪ねした時には、ギグ・ハーバでマリーナの大火も、ありましたっけ。)
私共は、今回の押しかけ訪問で、憧れのマギーさんにお近付きになれ、雷雨のラスべガスであったにもかかわらず、おおいなる満足で I-15を帰った次第です。さて我々季節移住者は、間もなく米合衆国を離れメキシコに向かう予定です。 自衛隊で身に着けた英語の効用も最早これまで、素養のないスパニッシュに挑戦です。 どうなることやら???・・・お楽しみ下さい。
アスタラビスタ、セニョーラス イ セニョーレス!
  (リバティー船上から林 昭彦


 

リバティ号便り No.2 (10月21日)