去る2月26日、横田基地将校クラブにおいてシスラー基地司令主催による「メダル・オブ・オナー」勲章受賞者のジャクソン退役空軍大佐を囲む晩餐会に出席した。同勲章は米合衆国の勇士に与えられる最高勲章の一つである。1863年、はじめて授与された。一兵士の任務を遥かに超えた武勲を挙げた者のみに授与れる勲章である。ジャクソン大佐は生存する空軍関係受賞者5名のうちの一人であり、とても80歳を超えているとは思えぬお元気さで、晩餐会開始前のカクテルでは出席者一人一人と記念写真におさまっていた。同大佐は第2次世界大戦に参戦し、その後朝鮮戦争では107回、ベトナム戦争では296回の実戦出撃の経験を有する戦闘機パイロットである。ベトナム戦争において彼の決死的な活躍により、敵の激しい砲火の中から同胞3名を奇跡的に救出することに成功した。この武勲により最高勲位である「メダル・オブ・オナー」が授与された。ジャクソン大佐はスピーチの中で「同勲章受章者は現役の将官を含む全ての軍人から敬礼を受ける」ことを誇らしげに紹介した。「メダル・オブ・オナー」の名誉の大きさを痛感した。  (越智理事記)

 

ジャクソン退役大佐晩餐会に出席