前任者の急な異動により昨年(平成21年)4月14日に慌しく着任したヒックス大佐でしたが、今回もまた急に次の任地へ異動が決まり短い13ヶ月間の日本勤務を終えることになりました。差し迫った日程の中で、送別レセプションが5月6日夕に横田基地オフィサーズ・クラブで開催されました。第374空輸航空団/横田基地の主催で、基地周辺友好クラブ、周辺自治体及び官公庁関係者等の日本側を対象にした会となっていました。航空自衛隊からは府中基地司令・糸永正武1佐の顔も見えました。女性を含めた勇壮な横田基地 SAMURAI 太鼓の撥の音でオープニングし、 日頃から横田基地関連の行事で顔を見知りあった人達の集まりの感があり直ぐに打解けた賑わしい雰囲気となっていました。航空自衛隊勤務の間で基地司令夫妻に子供が授かったと言う話は聞いた記憶はありませんが、ヒックス大佐が着任時に夫人ローレンさんは身重で、昨年11月に女児を授かっています。オープニングの後にはやっと五ヶ月を過ぎた“マデリン”嬢も抱かれて登場し愛嬌を振りまいていました。何時もと雰囲気を変えて超Mini-Ladyとのショットをご紹介しておきます。閉めの「さよならスピーチ」では、エピック大佐(副司令)と枡酒の祝杯を交わす機会がある度に“共にテキサスの某基地に赴任していたらこの感慨は夢想だにしないことだったろう。”と良く話している。子供が生まれて余り基地を離れる機会を持てなかったことは残念な気がするが、米空軍軍人として色々な機会を通して日本の理解を深め、多くの皆さんと知合えた事に感動している。 ・・・ Nihon - no- Minasamani – Kokoroyori - Kansha - Moushi - Agemasu。 最後は、ゆっくりと日本語でした。 指揮官交代式は5月14日(金)に予定されています。ちなみに、ヒックス大佐の異動先は、ペンタゴンで前任横田基地司令 ニューエル大佐と同じ部署と伺っています。愛嬢の生まれ故郷である“ニッポン”に里帰りのチャンスがあればと願って会場を後にしました。 (阪東理事記)

 

ヒックス横田基地司令送別会(2010・5・6)