今年で創立20周年を迎えた福生・横田交流クラブの記念式典及び祝賀会が3月17日(火)午後6時から横田基地将校クラブで開催されました。米空軍儀仗隊により両国国旗が入場し、恒例となった大由鬼山(だいよし きざん)氏の尺八吹奏による両国国歌が流れる厳粛な雰囲気の中で会は始まりました。 横田基地からは、第374空輸航空団司令兼横田基地司令 ジョン・ニューウェル大佐夫妻はじめ各群司令、同副司令等々基地運営に直接関る方々が、空自からは府中基地司令糸永正武1佐、訓練調整官高橋豊1佐が参加していました。JAAGAからは招待を受けて越智副会長、廣瀬理事長及び阪東渉外理事が参加しました。福生・横田交流クラブの活動に長年関ってきた多くの人々も合わせて将校クラブのフロアーが一杯になる程の盛会となっていました。
 福生・横田交流クラブの活動状況を纏めた20周年誌も刊行されていました。 「1989(平成元)年3月21日創立総会が横田基地内将校クラブにて、在日アメリカ軍兼第5空軍司令官J.B.デイビス中将、横田基地司令官スウォーブ大佐をはじめ、多くの来賓にご臨席を頂き盛大に開催されました。会員構成は福生市内に居住、又は勤務している方々です。各業界の代表者を中心に医師会、金融団、歯科医師会、商栄会、青年会議所、税理士会、福生市・市議会議員、市役所関係、商工会、ライオンズ、ロータリークラブ、薬剤師会、横田基地関係者(アイウエオ順)等、各界を代表する方々を中心に会員構成がなされています。福生・横田交流クラブは「国際相互理解を深め、国際親善を促進する事を目的とする」を基本理念としています。」と同クラブの歴史の冒頭に記されています。同クラブの創立当時は、第475基地航空団が横田基地機能を運用していました。湾岸戦争後、1992(平成2)年に米空軍の編成が大きく改編されて第374戦術空輸航空団が第374空輸航空団として基地機能も運用するようになり現在に至っています。横田基地のほぼ2/3近い地籍が福生市に有ることから福生・横田交流クラブの創立が促されたものと思いますが、最近では横田基地周辺市町村も夫々「あきる野・横田交流クラブ」、「瑞穂・横田交流協会」、「羽村・横田友好クラブ」、「武蔵村山・横田交流クラブ」と交流の場を広げています。近い将来には航空総隊司令部の横田移転もあり日米横田基地を取り巻く周辺市町村との絵柄の変化に対応したJAAGAの活動についても感じるところが有りました。(阪東理事記)

 

「福生・横田交流クラブ創立20周年記念行事」