平成28年2月5日(金)、平成27年度関東地区JAAGA表彰行事が航空自衛隊横田基地において実施されました。本表彰行事は平成10年度に開始されて以来、今年度で18回目になります。
 表彰式は基地講堂、祝賀会食は将官宿舎レセプションルームにおいて開催され、航空自衛隊からは航空総隊司令部幕僚長荒木正嗣空将補、作戦システム運用隊司令兼横田基地司令の鎌田修一1等空佐、航空気象群司令塩田修弘1等空佐、中部航空警戒管制団司令部監理部長石戸谷圭介2等空佐以下16名の皆様、米空軍からは第5空軍副司令官デーヴィッド・クラム准将、第374空輸航空団司令官ダグラス・デラマター大佐以下8名の皆様、そして横田基地周辺協力者として、横田基地協力会副会長天野博様、横田基地OB会会長糸永正武様他計5名の皆様のご来臨を頂いて、菊川副会長以下4名のJAAGAメンバーを含めた総勢33名の参加者を得て実施されました。
 表彰式は、菊川副会長から、航空自衛隊及び米軍の活動に対する謝意と平素のJAAGAの活動へのご支援に対する感謝、そして本表彰行事に係る関係者、特に横田基地による積極的なご協力、ご支援に対する謝辞が述べられました。
 今年度の航空自衛隊側受賞者は、作戦システム運用隊の平岡康宏2等空曹(空自横田基地)、航空気象群の上野信吾空曹長(府中基地)及び中部航空警戒管制団司令部の松尾麻由美空曹長でした。平岡2曹は、給養技術員として、日米の様々な交流行事等において遺憾なくその技能を発揮し、特に27年2月米空軍調理競技会「ヘネシーカップ」に協力参加し、卓越した調理技術を披露したことなど、上野曹長は、約14年間にわたり、府中基地行事において米空軍との調整を円滑に行い、米軍招待者来基時の接遇、案内等に高い英語能力をもって積極的かつ真摯な態度で臨んできたことなど、松尾曹長は、米空軍関係者を招待して行う各種基地行事における連絡調整業務を実施し、米空軍主要幹部夫人の接遇や浴衣の着付けなどの日米文化交流に積極的に関わるなど、それぞれ日米各種交流行事での積極的な貢献や日米関連事業での活躍が認められたものです。また米空軍側受賞者は、第374空輸航空団のクリストファー・プロバスコ中尉(米軍横田基地)で、30名を超える航空自衛隊幹部の英語能力の向上や日米の尉官交流で数々のイベントを企画実施した功績が認められました。菊川副会長は、日米四人の受賞者にそれぞれ表彰状と記念楯を授与し、その功績を称えました。作戦システム運用隊司令鎌田1等空佐、航空気象群司令塩田1等空佐、中部航空警戒管制団司令部監理部長石戸谷2等空佐及び第374通信中隊長ブロー中佐の4人から、受賞者を称えるとともに、日米同盟が一層重要になる中、強固な連係を築く上で相互の一層の信頼関係向上が不可欠でありJAAGAが両者の架け橋になってくれるようお願いする旨のご祝辞を頂きました。なお、ブロー中佐のご祝辞は、プロバスコ中尉が日本語通訳を買って出ました。
 表彰式後の祝賀会食においては、まず横田基地協力会副会長の天野博様からご祝辞を頂くとともに乾杯の音頭をとって頂きました。その後、4人の受賞者からは、日本側は英語、米国側は日本語で、それぞれ、今回の受賞を光栄に思うこと、支えてくれた上司、同僚、家族への謝意、そして今後も一層日米関係強化のため尽力するとの決意が表明されました。特に、松尾曹長及びプロバスコ中尉の語学レベルは参加者を唸らせるものがあり、熱い拍手を浴びました。松尾曹長のご主人は、松尾尚人3空佐(統幕勤務)で、制服で夫婦揃っての授賞式参加は珍しい光景でした。こうして平成27年度関東地区JAAGA表彰行事は有意義かつ楽しい雰囲気の中で幕が閉じられました。
 横田基地のスタッフの皆様、そして会場のセットアップ、祝賀会食等の行事進行上のご支援を頂きました大勢の基地隊員の皆様、本当に有難うございました。来年もまた宜しくお願いいたします。(秦理事記) (秦理事記)

 横田基地での表彰式の様子
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平成27年度 JAAGA賞(横田)