平成28年2月12日(金)、平成27年度沖縄地区JAAGA表彰行事が航空自衛隊那覇基地で実施されました。本表彰行事は平成10年度に開始されて以来、今年度で18回目になります。
 表彰式は基地講堂において、祝賀会食は基地隊員食堂において実施されました。航空自衛隊からは南西航空混成団司令荒木淳一空将、第9航空団司令川波清明空将補以下8名の皆様が、米空軍からは第18航空団副司令官クリストファー・アムライン大佐以下5名の皆様、そして那覇基地協力者として沖縄県防衛協会事務局長山縣正明様他5名の皆様のご来臨を頂いて、織田副会長以下5名のJAAGAメンバーを含めた総勢24名の参加者を得て開催されました。
 表彰式は、安藤義隆2尉以下20名の南西航空音楽隊の皆さんによる日米国歌の演奏から始まり、続く織田副会長の挨拶では、平素のわが国の安全保障への貢献に対する日米両部隊へのお礼、本表彰事業の意義、被表彰者への祝意と感謝、そして本表彰行事に係る多くの関係者、特に那覇基地の積極的なご協力、ご支援に対するお礼が述べられました。
 今年度の航空自衛隊側被表彰者は南西航空施設隊の間宗仁空曹長で、平素から日米両国の関係強化の重要性を深く認識し、平成19年イラク復興支援派遣輸送航空隊勤務において、あるいは那覇基地准曹会会員としてのボランティア活動において、積極的に日米交流に邁進した功績が認められました。また米空軍側被表彰者は第18航空団のジョシュア・キャラガン大尉で、那覇基地主要幹部への通訳支援を実施し、日米尉官クラス集団BLOGのキーパーソンとして活躍し、航空自衛隊隊員の英語能力向上に貢献するなどの功績が認められました。織田副会長は日米の被表彰者に表彰状と記念楯を授与し、被表彰者の功績を称えました。また、残波ロイヤルホテルに勤めているJAAGA会員小川徳彌氏から残波ロイヤルホテルのご好意により同ホテル無料宿泊券2名分が副賞としてそれぞれの被表彰者に手渡されました。その後、航空自衛隊代表の川波那覇基地司令と米空軍代表のアムライン第18航空団副司令官からご祝辞があり、受賞者へのお祝いと敬意の言葉とともに、日米両国の協調がこの地域の安定と繁栄に寄与していること、そして航空自衛隊と米空軍との間の絆強化の重要性、受賞者の活動が仲間意識と団結を強化することに貢献したこと、家族等の支援への謝辞などを異口同音に述べられました。
 表彰式後の祝賀会食においては、まず沖縄県隊友会会長の藤田博久様からのご祝辞と乾杯があり、日米出席者の和気藹々の祝賀会となりました。間曹長は、千歳と那覇を交互に何度も転勤してきた施設のエキスパートで、真面目で規律正しい模範的な隊員ぶりが見て取れました。大阪大学卒のキャラガン大尉は、極めて流暢な日本語(標準語でした)が話せる上、奥様は日本人ということもあり、周囲の日本側参加者との間に話題が絶えませんでした。被表彰者挨拶では間空曹長が奥様を含めて周囲の人々の支えがあって受賞できたこと、後輩を育て今後も日米友好の要石になる旨、英語で述べられました。またキャラガン大尉は受賞が名誉であること、日米両空軍の友好関係強化に今後とも頑張りたいなどと決意を述べられました。
 このように平成27年度沖縄地区JAAGA表彰行事は受賞者を称える温かな雰囲気の中で実施出来ました。これも事前の調整や準備に尽力頂いた那覇基地、嘉手納基地スタッフの皆様、そして会場のセットアップ、祝賀会食等の行事進行上のご支援を賜った大勢の那覇基地隊員の皆様のお陰であり、心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。来年度もまた宜しくお願いいたします。(秦理事記)

 那覇基地での表彰式の様子
   (パワーポイント→スライドショー→最初から→クリック)


                   

平成27年度 JAAGA賞(沖縄)