平成27年2月19日、平成27年度三沢地区JAAGA表彰行事が航空自衛隊三沢基地において実施されました。本表彰行事は平成10年度に開始されて以来、今年度で18回目になります。
 米空軍将校クラブにおいて表彰式が、基地幹部食堂において祝賀会食が実施されました。航空自衛隊からは北部航空方面隊司令官尾上定正空将、同副司令官深澤英一郎空将補、第3航空団司令兼三沢基地司令今城弘治空将補以下8名の皆様が、米空軍三沢基地からは第35戦闘航空団副司令官のトラヴィス・レックス大佐以下9名の皆様が出席され、また三沢基地周辺協力者からは三沢市防衛協会副会長小坂良治様他3名の皆様のご来臨を頂いて、外薗会長以下4名のJAAGAメンバーを含めた総勢28名の式典となりました。
 表彰式は渡邊与秀2尉以下25名の北部航空音楽隊の皆さんによる日米国歌の演奏から始まり、続く、外薗会長が挨拶し、日本を取り巻く厳しい国際環境と信頼に基づく日米同盟強化の益々の必要性、日米の部隊の平素の活動に対する敬意と謝意、表彰行事の目的の紹介及びJAAGAの活動への積極的なご協力、ご支援に対する謝辞と今後なお一層のご理解、ご協力のお願いについて述べました。
 今年度の三沢基地における航空自衛隊側受賞者は、第1警戒資料処理隊の大杉昇太朗2等空曹で、三沢基地2・3曹会会長として、米空軍主催のボランティア活動の企画運営に参加し 米空軍上級下士官就任式等の米空軍行事において旗手として参加するなど、航空自衛隊と米空軍との友好親善および相互理解の増進に献身的に尽力した功績が認められたものです。また米空軍側受賞者は、第35戦闘航空団のジョン・ナイデグ曹長で、韓国からの着任早々から、近傍の訓練空域拡大にあたっての安全手順確立のための日米部隊間の調整、三沢管制隊の本年度航空支援集団管制競技会1位獲得への訓練協力などの功績が認められました。外薗会長は、日米両名の受賞者にそれぞれ表彰状と記念楯を授与するとともにその功績を称えました。航空自衛隊第3航空団司令の今城将補からは、受賞者へのお祝いの言葉とともに、三沢基地は日米友好を象徴する基地であり、友好親善に寄与した隊員を表彰してもらうことは、特に意義深いことであるとの祝辞がありました。また、米空軍第35戦闘航空団副司令官のレックス大佐は二人の受賞者の功績を称えつつ、日米友好に努力している現場の隊員達をはじめJAAGAに対する謝辞を述べられました。
 表彰式後の懇親祝賀会においては、三沢つばさ会会長の倉持昌郎様により、「厳粛な雰囲気の中での受賞は受賞者にとって一生の名誉になるであろう。このことを心に刻んで欲しい」と述べられ、更なる友好親善を祈念して乾杯の音頭をとって頂きました。その後、日米の受賞者からご挨拶があり、ナイデグ曹長からは、日ごろからの奥様の支えに謝するとともに、日米両空軍の友人のために引き続き努力したい旨の決意を述べられました。そして大杉2曹からは、本日の受賞が、自分を取り巻くすべての人の力の賜物であるとの謝辞とともに、引き続き2・3曹会の活動を通じて日米下士官交流の増進のために努力したい旨の決意を、若さ溢れるジェスチャーとともに英語で述べられました。最後にJAAGA三沢支部の丸山支部長から乾杯の発声があり、平成27年度三沢地区JAAGA表彰行事は有意義かつ暖かい雰囲気の中で幕が閉じられました。
 三沢基地の日米のスタッフの皆様、そして課業時間外にから、あるいは朝早くから会場のセットアップ及び行事進行上のご支援・ご協力を戴きました大勢の三沢基地隊員の皆様、大変お世話になりました。お陰様で三沢基地でのJAAGA表彰行事を今年度も素晴らしい形で実施することが出来ました。本当に有難うございました。来年もまた宜しくお願いします。(秦理事記)

  *三沢基地での表彰式の様子
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平成27年度 JAAGA賞(三沢)