平成23年度沖縄地区JAAGA表彰行事が平成24年2月3日(金)、航空自衛隊那覇基地で実施されました。本行事は平成10年度に開始されて以来、今年度で14回目になります。
 表彰式及び懇親祝賀会は、那覇基地隊員クラブ「ブルー・コーラル」において、航空自衛隊からは南西航空混成団司令半澤隆彦空将、第83航空隊司令山田真史空将補以下12名の皆様が、米空軍からは第18航空団司令官マーシュ H. モロイ准将以下6名の皆様、そして那覇基地協力者として沖縄県防衛協会青年部会長根路銘敦様、那覇基地協力会副会長糸嶺叡様他2名の皆様のご来臨を頂く中、榎副会長、石津沖縄支部長以下5名のJAAGAメンバーを含めた総勢27名の参加者を得て開催されました。
 表彰式は、安藤義隆3尉以下19名の南西航空音楽隊の皆さんによる日米国歌の演奏から始まり、続く榎副会長の挨拶においては、JAAGA活動の意義、これまでのご支援への感謝、そして表彰行事に係る多くの関係者、特に那覇基地による積極的なご協力、ご支援に対するお礼に併せて津曲前会長の逝去に伴い皆様から寄せられた弔意への謝辞が述べられました。
 今年度の航空自衛隊側被表彰者は第83航空隊整備補給群検査隊の秋元明空曹長で、那覇での在日米軍下士官部隊現地研修の受入れなど那覇及び嘉手納での日米交流諸行事に参画して日米間の相互理解と友好親善に貢献した功績が認められました。また米空軍側被表彰者は第33救難中隊のベロニカ S. コックス兵長で、東日本大震災における日米間の支援・救出会議での通訳業務、被災地の病院施設の状況調査などでの多大な貢献、嘉手納基地での行事に参画しての日米交流行事推進への貢献などの功績が認められたものでした。コックス兵長は1月末からアフガンに派遣されており、表彰式には上司である第33救難中隊司令官のディブ セイントオンジュ中佐が代理で出席しました。榎副会長は日米の被表彰者に表彰状と記念楯を授与され、被表彰者の功績を祝福されました。また、残波ロイヤルホテルに勤めているJAAGA会員小川徳彌氏から残波ロイヤルホテルのご好意により同ホテル無料宿泊券2名分が副賞としてそれぞれの被表彰者に手渡されました。その後、米空軍代表のモロイ第18航空団司令官と航空自衛隊代表の山田那覇基地司令からご祝辞があり、被表彰者へのお祝いと敬意の言葉とともに、日米両国の協調がこの地域の安定と繁栄に寄与していること、そして航空自衛隊と米空軍との間の信頼関係強化の重要性、受賞者の今後の継続的な活動への期待、家族の支援への感謝などを述べられました。
 表彰式後の懇親祝賀会においては、まず那覇基地太鼓部の皆さんによる迫力ある和太鼓演奏が披露されたあと、益々の日米友好親善を祈念しての「鏡割り」が行われ、沖縄県防衛協会青年部会長の根路銘敦様からのご祝辞と乾杯があり、日米出席者の和気藹々の祝賀会となりました。被表彰者挨拶では秋元曹長から日米交流が互いの仕事にも役立っていること、周囲の人々の支えによって受賞できたことへの感謝の言葉がありました。またコックス兵長からはアフガンからビデオレターが届いており、会場で上映されました。受賞が名誉であること、「ともだち作戦」に参加して貴重な経験をしたこと、母を日本人に持つ本人が日米両国のために働けて良かったことを述べていたのが印象的でした。
 このように平成23年度沖縄地区JAAGA表彰行事は有意義かつ楽しい雰囲気の中で実施出来ました。これも事前の調整や準備に尽力頂いた那覇基地、嘉手納基地スタッフの皆様、そして課業時間外にも関わらず、会場のセットアップ、懇親祝賀会等の行事進行上のご支援を一生懸命やっていただきました大勢の那覇基地隊員の皆様のお陰であり、心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。来年度もまた宜しくお願いいたします。(小川理事記)

 

                     

平成23年度 JAAGA賞(沖縄)