平成20年2月8日(金)、平成19年度沖縄地区JAAGA表彰行事が航空自衛隊那覇基地において実施されました。本表彰行事は、従来、米空軍嘉手納基地で実施される年度優秀隊員表彰式に併せて実施してきましたが、平成10年度に開始されて以来第10回目となる今回は、新たな試みとして、初めて航空自衛隊の施設で実施することとなりました。
 表彰式及び懇親祝賀会は、那覇基地の隊員クラブ「ブルー・コーラル」において、当日17時から開催されました。嘉手納基地から参加された米空軍8名の皆様は、JAAGA表彰行事に先立って那覇基地を見学され、F-4部隊とペトリオット部隊の訪問を楽しまれたとのことでした。表彰行事は、南混団司令の山川空将、83空隊司令兼那覇基地司令の半澤空将補以下15名の空自の皆さん、第18航空団司令官ウィリアムズ准将以下8名の米空軍の皆さん、そして今年度からは、沖縄県防衛協会会長代理の仲本興成氏、那覇基地協力会会長の安里政芳氏他5名の基地周辺協力者の皆様のご来臨を頂く中、竹河内会長以下5名のJAAGA会員を含めた総勢35名で実施されました。南西航空音楽隊の皆さんによる日米国歌の演奏の後、竹河内JAAGA会長は挨拶において、日米同盟の重要性とJAAGA活動の意義、そして関係者の皆様、特に那覇基地による積極的なご 協力、ご支援に対するお礼の言葉を述べた。
 今年度の空自側被表彰者は、那覇管制隊で飛行管理員としてご活躍中の大城直志空曹長で、日米の主要航空基地間の航空機運行情報の取り扱いを的確に実施するとともに、那覇及び嘉手納基地に所属する准曹士隊員及び下士官による各種日米交流行事を積極的に企画・実行した功績が認められたものでした。
 また米空軍側の被表彰者は、米空軍スマート・オペレーション21(米空軍の効率的運用の追求に関わるプロジェクト)のプロセス・マネージャとしてご活躍中のケニス・トラウィック先任曹長で、海外任務に当たる245名の那覇基地所属の空自隊員に対する英語能力向上プログラムの推進や、那覇及び嘉手納基地に所属する准曹士先任及び先任下士官による協議会の設立・開催に貢献された功績によるものでした。
 日米二人の被表彰者に対しては、竹河内会長から表彰状と記念楯が授与され、ウィリアムズ司令官そして半澤基地司令からは、被表彰者を誇りに思う気持とともに、日米の友好親善と信頼関係の促進を願い、JAAGA表彰行事の今後の発展を祈念する旨のご祝辞がありました。
 表彰式後の懇親祝賀会は、那覇基地に所属する女性隊員5名による「かぎやで風」(喜びと歓迎を表す)琉球舞踊と沖縄防衛協会顧問の仲本興成様による「喜利(カーリー)」(慶賀を祈念する言葉)という沖縄風の音頭による乾杯によって始まり、途中、被表彰者を称え、益々の日米友好親善を祈念しての「鏡割り」、那覇救難隊菅家2空尉以下10名による「和太鼓の演奏」が催され、沖縄、日本ムード満載の楽しく華やかな祝宴となりました。日米の被表彰者からは、今回の受章を誇りに思い、上司、同僚そして奥様に感謝するとのご挨拶がありました。そして最後は、石津沖縄支部長音頭による乾杯が実施され、平成19年度沖縄地区JAAGA表彰行事は、有意義かつ楽しい雰囲気の中で幕が閉じられました。
 那覇基地、嘉手納基地のスタッフの皆様、そして課業時間外にも関わらず、会場のセットアップ、懇親祝賀会等の行事進行上のご支援を頂きました大勢の那覇基地の隊員の皆様、大変助かりました。お礼も出来なくて申し訳なく思っております。本当に有難うございました。来年もまた宜しくお願い致します。(香川理事記)

 

平成19年度 JAAGA賞(沖縄)を授与