平成20年2月15日(金)、平成19年度三沢地区JAAGA表彰行事が航空自衛隊三沢基地において実施されました。本表彰行事は、従来、米空軍三沢基地において実施される年度優秀隊員表彰式に併せて実施して来たものですが、平成10年度に開始されて以来第10回目に当る今回の表彰行事については、新たな試みとして、初めて航空自衛隊の施設を活用して実施する運びとなったものです。
 表彰行事は、厳冬期を迎えて小雪の舞い散る中、当日17時から三沢基地隊員クラブ「おがわら」において開催されました。行事参加者は、北空司令官の入澤空将、3空団司令兼三沢基地司令の若林空将補以下12名の空自の皆さん、35戦闘航空団司令官オショーネシィ大佐以下9名の米空軍の皆さん、そして三沢市自衛隊協力会の山本昭三会長、三沢基地協力団体であるヴォリューム会会長代理の佐々木 清理事以下5名の基地周辺協力者の皆様のご来臨を頂く中、大串副会長以下4名のJAAGA会員を含めた総勢30名でありました。北部航空方面隊音楽隊5名の皆様による日米国歌の演奏の後、大串副会長は、その挨拶の中で、現役時、累計7年間3度の三沢勤務の中で培ってきた日米同盟の重要性、そしてJAAGA活動の意義、日米関係者の皆様、特に三沢基地による積極的なご協力、ご支援に対する御礼の言葉について述べました。
 今年度の空自側の被表彰者は、第6高射群本部で衛生係りとして勤務する一方、平成19年度三沢基地准曹会会長としてご活躍中の仁和良一曹長で、三沢基地綱引き大会等の各種日米交流行事における綿密な日米調整や、空自准曹士隊員と米空軍下士官及びその家族等との融和・親睦を積極的に図った功績が認められたものでした。  また米空軍側の被表彰者は、第35作戦支援群の情報将校としてご活躍中のマイケル B. バードウエル少佐で、三沢基地に所在する空自情報部隊との共同情報活動訓練・教育を積極的に推進するとともに、日米情報関係者による四半期毎の情報交換会議を設定する等、日米情報部隊相互の協力・連携態勢の構築に貢献された功績によるものでした。  日米被表彰者及びその奥様に対しては、大串副会長から表彰状と記念楯が授与され、オショーネシィ司令官、若林基地司令からの祝辞においては、被表彰者に対する祝意とともに、日米制服同士の相互理解、信頼関係促進の重要性、JAAGA活動への期待等について述べられました。
 表彰式後、山本三沢市自衛隊協力会会長により、「JAAGAの具体的イメージを把握する良い機会となった。」とのご挨拶とともに乾杯の音頭が取られ、和気相合の雰囲気の内に懇親祝賀会が始まりました。その後、日米の両被表彰者からもご挨拶があり、今回の受賞を大変誇りに思うとともに、上司、同僚等、基地所在隊員皆様のお陰との言葉がありました。中でも、本年4月には米国へ帰国予定のバードウエル少佐の挨拶は、奥様による逐次和訳を伴いながら実施され、約2年間の三沢基地勤務の間、多くの日本の友人を得、お陰で情報活動における日米共同の実を挙げることが出来たことを誇りに思い感謝するとの気持が述べられ、大変印象的なものとなりました。バードウエル少佐ご夫妻のご多幸とご発展をお祈りしたいと思います。
 最後に、日米の三沢基地のスタッフの皆様、そして寒い中、会場のセットアップそして後片付けにご協力をいただいた大勢の空自三沢基地所属隊員の皆様に対し、心より感謝し、厚く御礼申し上げます。お陰様で立派な表彰行事を実現することが出来たと思っております。そしてまた、三沢市自衛隊協力会及びヴォリューム会等の基地周辺協力者の皆様方からご厚志を賜りましたこと、重ねて御礼申し上げたいと思います。有難うございました。来年度もまた宜しくお願いいたします。(香川理事記)

 
                 

平成19年度 JAAGA賞(三沢)を授与