平成19年2月17日(土)、平成18年度JAAGA優秀隊員表彰が米空軍横田基地の年度優秀隊員表彰式で実施された。 表彰式は、横田基地下士官 クラブで夕刻6時からのカクテル・タイムで始まった。第374空輸航空団司令のグッドウィン大佐以下約300名の参加者は礼装を着用し、多くは夫人を伴って列席された。 JAAGAから大串副会長、阪東理事及び山本理事の3名が参加し、航空自衛隊の府中基地から被表彰者、上司の防空指揮群企画科長関岡2佐、同群准曹士先任廣澤准尉が、また入間基地から被表彰者及び同夫人、上司の入間気象隊長河野2佐並びに同隊准曹士先任篠原准尉の計10人が出席した。
 表彰晩餐会は、2006年度横田基地優秀隊員候補者63名の紹介で始まった。名前を呼ばれた候補者は所属部隊隊員の大歓声の中、夫人等のエスコートにより入場し、着席した。続いて太平洋空軍軍楽隊隊員による日米両国国歌の独唱、礼拝、 JAAGA会員を含む来賓の紹介、戦争捕虜及び戦場行方不明等で列席出来ない兵士への黙祷等の後、晩餐が始まった。軍楽隊の演奏を聞きながらテーブルを囲み、楽しい会話が弾んだ。また、米空軍創設60年ということで、年代順に当時流行った音楽の演奏のもと、その時代々々の制服、飛行服及び作業服等を身にまとった軍人が登壇し、その当時の米空軍に関する20秒程度のコメントを述べる企画があった。晩餐のあと、横田基地の年度優秀隊員表彰に先立ち、JAAGA表彰式が米空軍下士官の司会により開始された。紹介された大串副会長は、表彰式の米側協力に対し謝辞を述べるとともに、 JAAGAの活動等をユーモア交え紹介し、挨拶を行った。その後、壇上において航空自衛隊から2人、米空軍から1人を表彰した。
 航空自衛隊の被表彰者は、入間基地の入間気象隊田中達男曹長と府中基地の防空指揮群企画科田中一夫1曹であった。田中達男曹長は嘉手納基地でのスペシャル・オリンピック等への積極的参加、入間基地各種行事における米空軍下士官の誠意ある接遇等が認められ、田中一夫1曹は家族交流等を含む日米下士官等相互の密接な協力関係の構築と府中基地音楽祭での通訳及び適切な接遇が認められ表彰に至った。
米空軍横田基地からは第374空輸航空団のケビン E.ウォルフ軍曹が横田基地日米下士官交換計画担当官として美保基地等と横田基地との基地相互訪問の適切な計画・実施により、伝統・文化等の相互理解の増進に貢献されたことが認められたものである。彼らの活動が日米両国間の友好親善と信頼関係の構築に多大な寄与をしたことが高く評価され表彰された。
 JAAGA表彰式に続いて米側の年度優秀隊員の発表へと移り、各部隊・機関から最終的に12名の米軍人等が選ばれて表彰された。それぞれの被表彰者は夫人を伴い壇上で紹介を受け、その都度、所属する仲間達から熱烈な祝福を受けていた。
 晩餐会の最後には、エアーマンとしての10項目にわたる誓いの全員での朗読し、米空軍歌の斉唱により会は終った。横田基地の表彰晩餐会は、最初にJAAGA表彰を行うなど日本側に大変配慮されたものであり、また参加者一同に、感慨深い記憶に残る大イベントであった。関係者の尽力に深く感謝申し上げる。(山本理事記)

 

平成18年度日米優秀隊員表彰(横田基地)