平成18年度のJAAGA沖縄地区の表彰は、平成19年2月3日(土)、米空軍嘉手納基地「先任曹長評議会」の主催による年度優秀隊員表彰晩餐会の場で(共同)実施された。この優秀隊員表彰晩餐会は、嘉手納基地の“ロッカー”下士官クラブの“ボール”ルームにおいて、夕刻6時からのカクテル・タイムで開始された。第18航空団司令のモールトン准将を始めとし約300名の参加者は、最上級の礼装を身にまとい、大方は令夫人を伴い和気藹々のうちに集合した。 JAAGAからは、中司副会長、中富沖縄支部事務局長、木村沖縄支部員の3名が参加し、また空自那覇基地からは、半澤83空隊司令、久本5高射群司令、延永5高射群補給隊長夫妻、被表彰者の相原1曹夫妻、更には親戚の長田夫妻、ウエルチ夫妻を加えて10名が出席した。表彰晩餐会は、2006年嘉手納基地優秀隊員候補者64名の紹介で開始、名前を呼ばれた礼装の候補者はエスコートに伴われ所属隊員の大歓声の中で逐次入場、着席した。護衛された両国国旗入場、アカペラによる両国国歌斉唱、戦場に倒れ参加で出来ない兵士への黙祷などが続き、 JAAGA表彰式に移った。紹介を受けた中司副会長は、表彰式への米側協力の謝辞と共に、 JAAGAの活動状況の紹介を含む挨拶を行った後、壇上において、日米双方から各1名の表彰を行った。
 日本側の被表彰者は、第5高射群整備補給隊の相原弘介1等空曹で、嘉手納基地で行われたスペッシャル・オリンピックスへの空自隊員の参加を積極的に調整し、また那覇基地でのエア・フェスタ等への米空軍側出席者への接遇を適切にし、両空軍間の相互理解と友好親善に尽力した功績によるものである。また米側の被表彰者は、空軍18兵站即応隊のトーマス L.スコット軍曹で、嘉手納基地の日米下士官相互交換計画担当官として、空自新田原基地の空曹隊員との相互基地訪問交流をリーダシップをもって計画、実施し、相互理解と友好親善の強化に大きく貢献した功績により表彰されたものである。
 JAAGA表彰式に続いて晩餐が始まり、夫々のテーブルを囲み楽しい会話が弾んだ。最後に米側の年度優秀隊員の発表へと移り、各部隊、機関毎から最終的に8名の米軍人等が選ばれ表彰された。それぞれの被表彰隊員は、夫人を伴い壇上で紹介を受け、その都度、所属する仲間のから熱烈な祝福を受けていた。嘉手納基地の表彰晩餐会は、最初にJAAGA表彰を行うなど日本側に大変配慮されたものであり、ここまで格式を高められた歴代の嘉手納及び那覇基地関係者等のご尽力に深く感謝申し上げたい。(中司副会長記)

 

 
                      

平成18年度日米優秀隊員表彰(嘉手納基地)