平成17年1月20日、日米エアフォース友好協会は米空軍横田基地において16年度JAAGA賞の授与を行いました。JAAGA賞は横田基地の全部隊(所在部隊も含めた17部隊)を対象し、同基地司令が年間最優秀隊員を選考し米側が実施する年度表彰式(Annual Award 式)の中で実施されました。各部隊将校、下士官、軍属等の各階級区分毎に候補者を選び、この場で紹介し、食事を楽しんだ後、各階級ごとの「The Best of Bests」を発表するというものです。この行事は三沢、嘉手納基地でも行われ、次回は太平洋軍として選考することになるそうです。この賑々しい中で、JAAGA賞授与が実施され、クルーレン大佐(374空輸航空団司令、(シスラー大佐不在間の臨時発令)チーム、遠藤 登史(たかし)准尉、秋元洋一1曹に対して、村木会長から感謝状と盾が授与されました。遠藤准尉及び秋元1曹の令夫人達は、夫の受賞をとても暖かい眼差しで見守られていたのが印象的でした。 その後、村木会長が当意即妙なジョークを交え、JAAGA、空自、米軍の更に緊密成らんことを、また、スマトラ沖地震への人道支援活動に邁進している姿への賞賛、そして昨年8月31日に発生した米軍所沢通信所での燃料流出事故に対しての処置努力に対して、心からの敬意と感謝の意を伝えるスピーチを通訳無しで行いました。 このスピーチ終了後、大きな拍手が沸き起こり、今回の「Annual Award Banquet 2004」で唯一のスタンデング・オベーションと成りました。来賓としてメインテーブルにいたベーカー第5空軍副司令官が握手を求められ、更に大きな拍手となりました。航空自衛隊から府中基地司令代理の田中文明1空佐、総隊運用課長の山本康正1空佐、空幕個人訓練班長森下隆2空佐、中警団人事部長木村光男2空佐が出席され、今回の受賞を大変意義があると所感を述べた。(榎理事記)

所  属 氏  名 功  績
米空軍第374空輸団所沢燃料流出復旧チーム 代表
クルーレン大佐
 2004年8月31日所沢通信所ディーゼル燃料流出事故に 対し、所沢燃料流出復旧チーム、(第374施設中隊・環境課 、第374契約中隊、第374空輸団広報部)果たした卓越し た努力と、緊要なる日米安全保障上の献身を評価。
中部航空警戒管制団司令部人事部 准空尉
遠藤 登史
 空自連合准曹会副会長としてスペシャル・オリンピックのボランティア活動等に積極的に参加した功績。入間基地准曹会活動の米空軍横田基地下士官招待行事に際しての調整、接遇等の功績。
空幕人事教育部教育課 1等空曹
秋元 洋一
 航空総隊司令部訓練係り調整幹部付としてスペシャル・オリンピックのボランティア活動等、米空軍行事に積極的に参加、相互理解と信頼の増進に貢献。横田基地で行われるマラソン競技を計画実行し、米側からも高い評価を得た功績。

       

平成16年度日米優秀隊員表彰(横田基地)