9月26日(土)、横田基地エアフォース・ボール2009が開催された。今年は、1947年に米陸軍航空隊から米空軍が独立して62歳を迎えた誕生祝いの大宴会でした。横田基地司令の主催で、公的行事の部では日米国旗入場、両国国歌斉唱に続き、新しく太平洋空軍司令官に就任して部隊訪問中のギャリー L.ノース大将のスピーチに始った。「米空軍は創立50周年を機に各基地の道路に空軍栄誉章に称えられた英雄の名を付して伝統の礎にする試みを続けている。アメリカ国民の約1%の人達が軍務に就き、その多くは遠く国を離れ海外に展開して態勢を維持していることが世界の安定に寄与していることに誇りを持ってもらいたい。また、米軍基地と駐留国即ち周辺地元との良好な友好関係維持は重要である」等々、15分近くに及ぶスピーチに若い空兵達が姿勢を正して聞き入っているのには感じるものが有った。航空自衛隊からは、入間、府中等周辺基地の准曹士先任等10名程度、それに空幹校SOC課程に米空軍交換学生が入校している関係でWAFを含め8名の学生が参加していた。公的行事以降VIPのほとんどが席を外し、若い将兵達が主役となり賑やかな宴が盛り上がって行った。今回のようなシナリオでの宴会スタイルになって4回目だと思うが、以前とは異なり日米関係を常に念頭に置いたアメリカ側の配慮に変化があり、エアフォース・ボールへの対応に一考が必要と思う。(阪東理事記)

 

横田基地エアフォース・ボール、2009