2月5日(火)、米軍横田基地において、米インド太平洋軍司令官ディビッドソン海軍大将(Adm. Philip S. Davidson)及び米太平洋空軍司令官ブラウン空軍大将(Gen. Charles Q. Brown Jr.)による執行の下、在日米軍兼第5空軍指揮権交代式が挙行されました。同交代式は、基地内下士官クラブで行なわれ、駐日米国大使、在日米軍指揮官、横田基地所在の隊員、日本側からは、外務大臣政務官、外務省北米局長、統幕長及び空幕長はじめ各自衛隊指揮官等の現役自衛官、福生市長はじめ周辺自治体の長、米軍横田基地協力会関係者など多くの招待者が参列し、500名以上収容できる会場が満席となりました。JAAGAからは、岩崎会長夫妻、外薗顧問、片岡顧問、齊藤顧問、杉山顧問、石野理事長、福江理事、阪東理事、前原理事、池田理事が参列しました。
 在日米軍司令官及び第5空軍司令官の指揮権移譲は、マルティネス空軍中将(Lt.Gen. Jerry P. Martinez)から、在日米軍司令官旗がディビッドソン海軍大将に、第5空軍司令官旗がブラウン空軍大将にそれぞれ返納され、その後、両司令官から新司令官シュナイダー空軍中将(Lt.Gen. Kevin B. Schneider)に2つの指揮官旗が授与されて、無事完了しました。
 退役するマルティネス空軍中将はスピーチにおいて、参列者への感謝の意に続いて、在任中に関係した日米軍人、日米政府要人等、そして家族との思い出と、それぞれへの大きな感謝の意を伝え、「司令官としての勤務や統合任務の遂行に対して誇りを感じ、日本に住んだことも誇りに思っている。」と述べました。
 続いて、新司令官シュナイダー空軍中将は、参列者への感謝のあと、「この『指揮権交代式』という行事は、日米のパートナーシップにとっても、我が軍の戦闘能力向上にとっても重要な意義がある。家族のあらゆる犠牲とマルティネス前司令官からのエールに感謝する。『日米同盟』は、外交・経済・安全保障上重要であり、どんな困難な状況においても両国が向上に尽力し連携して取り組んできた様々なビジョンを、引き継いでいく。我が部隊が常に最高度に維持する攻撃能力は、抑止力として世界に発信し、シームレスに効果を上げている。この部隊の指揮を執ることを大変光栄に感じている」と述べました。そして最後に日本語で、「精一杯尽力してまいります。これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。」と締めくくりました。式典後の基地内将校クラブにおけるレセプションでは、シュナイダー新司令官夫妻が招待者一人一人と挨拶を交わし、終始和やかな雰囲気の中で各要人と交流していました。
                                   (池田理事記)

      

在日米軍兼第5空軍指揮権交代式
The U.S. Forces Japan and the 5th Air Force change of command ceremony in YOKOTA AB