平成27年6月5日(金)、横田基地において第5空軍司令官兼在日米軍司令官の指揮権交代式及び関連行事が行われた。
 指揮権交代式は、09:30から基地内第15格納庫で行われ、太平洋空軍司令官ロビンソン大将が、離任のアンジェレラ中将から在日米軍/5空軍司令官旗の返納を受け、新任のドーラン空軍中将に同旗を授与することで指揮権交代が無事に終了した。同式には、在日、在韓米軍の指揮官や横田基地所属の軍人等が多数参加した。日本側からは、福生市長をはじめとする周辺自治体の長や米軍横田基地協力会の関係者と、河野統幕長、齊藤空幕長をはじめとする多くの現役自衛官が出席した。JAAGAからは、外薗会長以下多数の会員が出席した。
 指揮権交代式に先立ち、アンジェレラ司令官の退官式が将校クラブで実施された。同式は、ロビンソン太平洋空軍司令官出席のもと、アンジェレラ司令官が5回の日本勤務を通じ親交の深かった部内外の招待者で実施された。現役は、統幕長、空幕長、総隊、支援集団各司令官等が、JAAGAからは外薗会長はじめ、菊川副会長等の会員が出席した。ロビンソン司令官からは、アンジェレラ司令官の多くの功績が紹介され、アンジェレラ司令官からは、延べ10年に及ぶ日本勤務について思い出が話された。特に、2プラス2の成功、日米新ガイドラインの締結、日米共同演習・訓練の進化が印象に残っていることや、多くの日本の友人と共に勤務できたことを誇りに思っている旨、述べられた。
 指揮権交代式後は、新司令官ドーラン中将主催のレセプションが行われ、同司令官が招待者一人一人と挨拶するなど、和やかな雰囲気だった。ドーラン中将は、太平洋軍司令部幕僚長に初めて空軍出身者として就いており、またF−16操縦士としては若い頃に三沢基地において勤務した経歴も有している。 (中島理事記)

 

第5空軍司令官兼在日米軍司令官指揮権交代式等