米軍三沢基地第35戦闘航空団司令官交代式が、6月30日、三沢基地格納庫内で在日米軍兼第5空軍司令官リッキー N.ラップ中将(Lt Gen Ricky N. Rupp, U.S. Forces Japan, and Fifth Air Force commander)の執行により執り行われた。
 ジェシー J.フリーデル大佐(Col Jesse J. Friedel)が第5空軍副司令官に転出し、韓国クンサン基地第8航空団副司令官のマイケル P.リチャード大佐(Col. Michael P. Richard)が着任した。交代式には航空自衛隊や三沢市などから来賓約300名が出席し、JAAGAからは池添三沢支部長夫妻、山本事務局長夫妻が参列した。
 交代式では、最初にラップ中将から、基地外住居の範囲拡大及び地元との日米交流親善に貢献した功績を称え、フリーデル大佐に勲章が贈られた。
 次に、フリーデル大佐がラップ中将に指揮権を表す司令官旗を返還し、引き続き、ラップ中将からリチャード大佐へ司令官旗が手渡された。また、第35戦闘航空団司令官用F-16戦闘機の名前がリチャード大佐に貼り替えられ、交代式は終了した。
 リチャード大佐は2002年に米国ノートルダム大学を修了して任官。ドイツのスパンダーレム空軍基地で飛行隊長を務めたほか、米国防省の計画・プログラム戦闘空軍部次長など歴任している。これまでに搭乗した機種はF-16、T-6、T-38で400時間を超える戦闘任務を含む2,270時間の飛行経験を有する。
 リチャード大佐は着任挨拶で「みなさんの期待に沿えるよう最善を尽くす」と抱負を述べた。 (池添三沢支部長記)

 

第35戦闘航空団司官指揮権交代式
Commander of 35th Fighter Wing Change of Command Ceremony