7月8日(月)、嘉手納基地において、在日米軍司令官兼第5空軍司令官シュナイダー中将(Lt.Gen. Kevin B.Schneider, Commander, U.S. Forces Japan and 5th Air Force)主催による第18航空団司令官の交代式「Change of Command」が挙行された。
 同式典は、嘉手納基地特殊作戦群格納庫で行われ、外務省沖縄担当大使、沖縄防衛局長、沖縄県副知事及び周辺自治体の長、航空自衛隊からは南西航空方面隊司令官上ノ谷空将ご夫妻、第9航空団司令稲月空将補、陸海の部隊長、その他基地協力会関係者など多数の招待者が参列した。JAAGAからは、齊藤会長、丸野沖縄支部長が参列した。
 来賓歓迎及び紹介、関係者入場、日米両国国家独唱、祈祷に引き続きシュナイダー中将が、退任司令官及び新任司令官について紹介の後、退任されるカニングハム准将(Brig.Gen. Case A.Cunningham)に勲章を授与した。
 指揮権移譲は、退任されるカニングハム准将から司令官旗がシュナイダー中将に返納され、その後、シュナイダー中将から新第18航空団司令官キャリー准将(Brig.Gen. Joel L.Carey)に授与され、厳粛裏に終了した。
 退任されるカニングハム准将はスピーチにおいて、日本及び周辺自治体、陸海空自衛隊、部下、家族への感謝等を述べた。なお、カニングハム准将は、ハワイ州キャンプH. M. スミス基地で米インド太平洋軍の運用副部長に任命される。
 新司令官キャリー准将は、参列者への感謝の後、「日本とのパートナーシップ、フレンドシップは極めて重要であり、自由で開かれた太平洋を守るための礎となっている。今後もこのパートナーシップ・フレンドシップをより一層強固なものとし、太平洋地域の平和と安全に寄与したい」と述べるとともに、「ここ沖縄で勤務できることを誇りに思う」と挨拶した。なお、キャリー准将は、アフガニスタン・カブールの第438航空遠征航空団司令官からの着任であり、3回目の嘉手納基地勤務である。
 式典後の下士官クラブでのレセプションでは、新司令官ご夫妻が招待者一人一人と挨拶を交わすとともに、気さくに記念写真に応じる等和やかな雰囲気で交流していた。(丸野沖縄支部長 記)

 

第18航空団司令
ジョエル L.キャリー准将着任