5月15日(月)、JAAGAは平成29年度日米相互特技訓練を激励するため、小野田理事長、中島理事及び早坂理事が空幕人事教育部長 井筒俊司空将補を表敬訪問した。
 日米相互特技訓練は、平成7年度からその前身である「日米相互部隊研修」として日米相互の理解及び友好を深めるとともに、英語能力向上の動機付けを目的として開始され、これまで在日米空軍と航空自衛隊との間で約300名以上の研修を実施した。平成26年度に現在の名称に変更され、27年度に事業化された。
 表敬においては、空幕教育課長 寺崎隆行1等空佐、連合准曹会々長 杉本孝哉准空尉及び教育課個人訓練班 上治忠善准空尉が立会のもと、小野田理事長から井筒部長へ激励品目録を贈呈し、その後30分程度の懇談が行われ、平成29年度日米相互特技訓練を激励した。
 懇談においては、井筒部長から、「この度の訓練に対する御支援はもとより、様々な分野での空自現役隊員の活動への物心両面にわたるJAAGAからの御支援に対し大変感謝申し上げる。本特技訓練も従来の部隊研修に比し、日米双方の特技能力向上による日米共同対処能力の基盤強化及び現場レベルでの相互理解をさらに深めるなどの成果が徐々に表れつつあると評価している。また隊員の英語に対する動機付け及び更なる能力向上に大いに役立っていると感じている。」と謝意が示された。これに対し、小野田理事長は、「JAAGAの支援が現役隊員の皆さまのお役に立てているとの評価していただき大変うれしい。昨今は、JAAGAの様々な活動が日米隊員の現場レベルばかりでなく、在日米空軍関係者やそのOB、更には外務省の日米関係者や首相官邸からもその活動を認められつつあると感じている。今後もJAAGAは日米連携の強化につながる実務レベルの交流を微力ながら側面から支援していければと思う。」と激励した。
 平成29年度の日米相互特技訓練は、多様な特技、環境による訓練や下士官の資質向上を重視し計画されており、早速、5月31日から米軍横田基地へ空自隊員15名を差し出しての訓練が行われる。今後については、米空軍兵士の空自基地への受入は、築城基地(10月ごろ)、岐阜基地(9月ごろ)及び浜松基地(来年4四半期)を、空自隊員の米空軍基地への差出は、5月の横田基地の他、三沢基地(9月及び12月ごろ)及び嘉手納基地(11月ごろ)を予定しているとのことであった。 (早坂理事記)


 

日米相互特技訓練激励のため、空幕人事教育部長を表敬