平成28年度JAAGA会員の横田基地研修が、9月30日(金)に実施されました。
 第5空軍副司令官ウィンクラー空軍准将はじめ第5空軍のスタッフの皆様、第374空輸航空団司令兼横田基地司令モス空軍大佐はじめ米軍横田基地隊員の皆様、そして航空総隊司令官福江広明空将はじめ航空総隊司令部のスタッフの皆様、作戦システム運用隊司令兼横田基地司令鎌田 修一1等空佐はじめ隊員の皆様の温かいご支援により有意義で実りある研修となりました。本研修には、林 國満正会員を団長、山下洋司 法人賛助会員(丸紅エアロスペース(株))を副団長とし、正会員13名、個人賛助会員7名、法人賛助会員12名及び同行理事5名の合計37名が参加しました。 この時期、本邦には秋雨前線が停滞し、天気が心配されましたが皆様の日頃の精進のたまものか、時々薄日の差す曇天でまずまずの研修日和となりました。
 米軍研修では、第5空軍司令部及び第374空輸航空団司令部において、団長、副団長及び関係理事がウィンクラー副司令官及びモス団司令をそれぞれ表敬訪問し、本研修に対する謝意が伝えられました。各司令部ではそれぞれ概況説明を受け、任務、役割及び取り組み等について理解することができました。また、基地内バス・ツアーと第515航空機動運用群の旅客ターミナル及び大型輸送機のエプロンを実地に見学し、任務、役割の重要性を垣間見ることができました。
 お昼は、将校クラブでJAAGA主催の昼食会を行い、米軍からはウィンクラー副司令官及びモス団司令以下18名、空自からは福江司令官以下13名の主要幹部に参加いただき、研修団の会員とともにテーブルに着きました。開催に先立ち、林団長から研修受け入れへの謝意が述べられ、福江司令官及びウィンクラー副司令官より、JAAGAの諸活動への謝辞と本研修の歓迎の言葉をいただきました。和やかに食事が進み、会話も弾み、横田基地における航空自衛隊と米空軍がとても良い関係にあることを感じ取ることができました。
 本研修の最後、航空総隊司令部研修においては、概況説明及び司令部施設見学の後、司令官から講話をいただき、米空軍との信頼醸成がいかなる場で行われているか理解することができました。
 本研修を通じて、安全保障環境の変化にともなって、日米双方が連携の強化・緊密化の更なる進展が必要なことを強く認識していると肌で感じました。そして、様々な場面で友好親善を図ることができ、研修目的を達成することができました。研修受け入れにお力添えいただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
 (福永理事記)

 

JAAGA会員の横田基地研修