平成29年1月30日(月)に小野田理事長、中島理事、福永理事及び渡部理事が、13時から航空支援集団司令官小城真一空将を、15時30分から航空総隊司令官前原弘昭空将を訪問し、グアムにおける日米豪共同訓練(CNG)及び日米豪人道支援・災害救援共同訓練(HA/DR (Humanitarian Assistance/ Disaster Relief)訓練)に参加する航空総隊及び航空支援集団の参加部隊を激励し、訓練の成功を祈念した。両司令官からは「JAAGAからの激励に参加隊員を代表し心から感謝申し上げます」との感謝の意が表せられた。また、小城司令官からは、訓練規模、訓練内容は年々充実し、隊員たちがCNGを日常的な移動訓練の一コマとして考えるようになった事、また、HA/DR訓練には管制、気象、機動衛生の隊員も参加し、実践的な場で先遣調査チームとしての訓練も行うとのコメントがあった。
 本訓練は、日米豪共同訓練による日米共同対処能力及び部隊の戦術技量の向上並びに人道支援・災害救援活動に係る米豪軍との相互運用性の向上を目的とし、1月30日(月)〜3月19日(日)の期間(展開、撤収を含む)、アメリカ合衆国グアム島アンダーセン空軍基地、北マリアナ諸島サイパン島、テニアン島、ロタ島及びファラロン・デ・メディニラ空対地射場並びに同周辺空域において実施される。CNGは2月15日(水)〜3月3日(金)に、HA/DR訓練は2月12日(日)〜2月25日(土)にそれぞれ実施される。両訓練を通じ、航空総隊からは第8航空団(築城)、第9航空団(那覇)、航空救難団(入間)及び警戒航空隊(三沢)の人員380名、F-15J/DJ×8機、F-2A×6機、U-125A×2機及びE-2C×2機が参加、航空支援集団からは第1輸送航空隊(小牧)及び航空機動衛生隊(小牧)の100名、C-130H×2機及びKC-767×2機が参加する。CNGでは防空戦闘、えん護戦闘、戦闘機戦闘、空対地射爆撃、電子戦、空中給油、戦術空輸及び捜索の訓練が、HA/DR訓練では航空輸送、物料投下、不整地離着陸、航空患者搬送及び飛行場応急措置訓練が実施される。なお、飛行場応急措置訓練は今回が初めて。(渡部理事記)


 

グアムにおける日米豪共同訓練等参加隊員を激励