1月19日(月)午前に上田理事長、長島理事及び木村(和)理事が航空支援集団司令官福江広明空将を訪れ、また、1月27日(火)午後には、同じく上田理事長、長島理事及び早坂理事が航空総隊司令官杉山良行空将を訪れ、共にグアムにおける日米豪共同訓練及び日米豪人道支援・災害救援共同訓練に参加する航空支援集団及び航空総隊の部隊を激励(JAAGAからの激励品を手交)し、訓練の成功を祈念した。
 懇談の席において、福江司令官からは「支援集団司令部と航空総隊司令部は所在基地は離れてもマインドは一つです。今回は、米軍の関心も強い機動衛生分野の訓練も実施します。また、航空総隊隷下となった航空救難団から救難捜索機U-125Aが初めて参加します」との訓練に対する意欲的な言葉があり、杉山司令官からは「参加部隊は予定通りグアムに向け展開中です。本訓練への参加隊員はECL試験の合格が必須ですが、その試験の難易度が年々徐々に高くなる傾向にあるように思います。空自隊員の英語能力の更なる向上は避けて通れない状況にあることを改めて感じます」との切実な発言があった。また、両司令官から「この度の共同訓練等に対するJAAGAからの激励の趣旨は現地部隊指揮官にも伝え、隊員の士気の更なる高揚とともに、実り多き訓練となるように努めます。今後もJAAGAからの広範な御支援を期待します」と感謝の意が表せられた。
 訓練は、展開・撤収を含み1月27日(火)〜3月12日(木)の期間、米国グアム島アンダーセン空軍基地、北マリアナ諸島サイパン島、テニアン島、ロタ島及びファラロン・デ・メディニラ空対地射場並びに同周辺空域において実施される。このうち、グアムにおける日米豪共同訓練は2月11日(水)〜2月27日(金)、日米豪人道支援・災害救援共同訓練は2月15日(日)〜2月18日(水)となっており、両訓練を通じて航空総隊からは第6航空団、第8航空団、航空救難団及び警戒航空隊(三沢)の人員359名、F-15J/DJ×6機、F-2A×8機、U-125A×1機、E-2C×2機が参加、航空支援集団からは第1輸送航空隊及び航空機動衛生隊の人員101名、航空機C-130H×2機、KC-767×2機が参加し、グアムにおける日米豪共同訓練では防空戦闘、えん護戦闘、戦闘機戦闘、空対地射爆撃、電子戦、空中給油、戦術空輸及び捜索の訓練を、日米豪人道支援・災害救援共同訓練では航空輸送、物料投下、不整地離着陸、捜索及び航空患者搬送の訓練を行う。(早坂・木村理事記)

※ 航空総隊司令官杉山空将表敬時の写真において、長島理事が持っているアメフットボールは、杉山司令官が前職南混団司令の時に、第5高射群の優秀隊員5名がMDAA(米国公益法人「ミサイル防衛支援同盟」)から2013年度ミサイルディフェンダー賞を受賞した際に、MDAA会長Mr Riki Ellisonから授賞式に参加した団司令に贈られたサインボールである。
*受賞の件 
 那覇基地HP : http://www.mod.go.jp/asdf/naha/kouhou_event/index.html 
 の(基地新聞『おきなわ』2014年1月号の記事)

*MDAAのHP : http://missiledefenseadvocacy.org/about/

 

グアムにおける日米豪共同訓練等参加部隊を激励