平素よりの御高配、誠にありがとうございます。
 昨日、C-130訓練部隊がエレメンドルフに到着し、津曲会長からの激励文を頂戴いたしました。また、小牧基地出発の折りに、アイルソン戦闘機訓練隊指揮官の福永1佐を通じて激励の品を頂戴致しました。訓練部隊の士気の高揚と米国を含む他国空軍との友好、信頼醸成のために大切に使わせて頂きます。
 エレメンドルフには、KC-767X2機、C-130X3機及びE-767X1機並びに航空総隊、支援集団併せて約200余名にのぼる隊員が展開を完了しております。広大な空域と整った訓練環境下で米軍との共同訓練を始め、オーストラリア等とも一緒に訓練ができることを楽しみにしています。
 エレメンドルフでは、3rd Wing Commander兼エレメンドルフ基地司令、基地業務群副司令(司令不在のため)及び在アラスカ総領事等への表敬も滞りなくおわり、訓練の開始を待つばかりとなっております。訪問の際には、今般の東日本大震災に際しての米軍による多大なるご支援に対する謝辞はもとより、日本は古来より災害の多い国であり、地震、津波、台風等の自然災害のみならず、将来には周辺国からの災厄の可能性もあることから、東アジアの安定のために日米共同して対処することの重要性と本訓練がその礎となることを強調して参りました。
 日本国内では、昨日、204SQのF-15が墜落したそうで、我々も飛行安全には十分気をつけて訓練に臨みたいと思っております。
 本訓練の目的を銘肝し、今月末、日本に帰る際には、多大なる成果を持ち帰れるよう、空の上でも、地の上でも訓練隊一丸となって一生懸命汗を流して参ります。

                     エレメンドルフ訓練隊指揮官 高垣1佐



'11Red Flag Alaskaエルメンドルフ訓練隊指揮官から礼状